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7月20日は「映画『千と千尋の神隠し』の公開日」 『不安の立像』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/07/20


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

7月20日は映画『千と千尋の神隠し』の公開日。本日読むべきマンガは……。


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『不安の立像』
諸星大二郎 集英社 ¥781+税


本日7月20日は、映画『千と千尋の神隠し』の公開日。
日本を代表するアニメーション作家・宮﨑駿の長編映画の監督作品としては第7作品目となる本作は、10歳の少女・千尋が、神々の住む異界へと迷いこむ物語だ。
その興行収入は300億円を突破し、日本歴代興行収入第1位を達成。
さらにはアカデミー長編アニメ映画賞を受賞と、宮崎駿の名をそれまで以上に世界へと知らしめた。

そんな宮崎駿がリスペクトを捧げる漫画家が、諸星大二郎だ。
宮崎は諸星作品についてインタビューで言及することが多く、自身でマンガ化した『風の谷のナウシカ』は諸星大二郎に描いてほしかった、と口にしていたというのだから、その思い入れの強さたるや!

今回取りあげた『千と千尋の神隠し』では、作中に登場するカオナシと諸星の短編『不安の立像』の類似性を指摘する声もある。
それを踏まえて両者を比較してみると、実体のない空虚さに満ちたビジュアルに反し、意外と大人しい性質などはたしかに似ている。

そもそも『千と千尋の神隠し』自体、ほぼ全編にわたって異界を舞台にしている映画だ。
カオナシに限らず、常に不思議な世界を描き続ける諸星大二郎への愛が詰まった作品という一面があるのかもしれない。

偉大なる作家の作品を比較しつつ、あらためて彼らが生み出す異界の魅力に浸ってみてはいかがだろうか。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。
Twitter:@gakuton

単行本情報

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