『女子大生会計士の事件簿 公認会計士萌ちゃん』第1巻
山田真哉(作)高野洋(画)集英社
1873(明治6)年2月10日、簿記の原点である福沢諭吉の訳本「帳合之法」の序文が草されたことにちなみ、全国経理学校協会(現・全国経理教育会)は、2月10日を簿記の日と制定。
『帳合之法 初編』の2冊には単式簿記、『帳合之法 二編』の2冊には複式簿記が説明されている。
マンガで経理の知識を学びたいなら、『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』で大ヒットを記録した山田真哉が原作、高野洋が作画を担当した『女子大生会計士の事件簿 公認会計士萌ちゃん』だ。
現役女子大生で主人公の会計士・藤原萌実を通して、会計士の仕事や知識を学ぶことができる。
この作品はもともと小説であり、公認会計士資格の予備校のフリーペーパーで連載され、原作者自身が自費出版で刊行。その後、コミカライズ化や文庫版なども出版されたという。
本書で公認会計士の世界を、一度のぞいてみてはどうだろう。
<文・小林美姫>
ぴあを経てフリーで活動。『井上雄彦ぴあ』『ワンピースぴあ』『ポケモンぴあ』『プリキュアぴあ』『細田守ぴあ』(ぴあ)、『プリキュア10周年公式ブック』(メディアパル)など。
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