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『軍鶏』第34巻 たなか亜希夫 【日刊マンガガイド】

2015/03/09


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『軍鶏』第34巻
たなか亜希夫 講談社 \562+税
(2015年2月23日発売)


親殺しで少年院に入った少年・リョウが、少年院で出会った空手の達人から伝授された空手を武器に、様々な戦いに身を投じる物語。
「漫画アクション」で連載されていたが、同誌の休刊により「イブニング」に移籍。さらに「イブニング」連載後も、著作権をめぐる問題により、2008年1月より2011年7月まで休載。
そのため、今回の単行本が最終巻となる34巻だが、連載期間はじつに15年を超える。

リョウが少年院時代に習った空手は「生き残るための空手」であったが、のちに格闘技イベントでの戦いに身を投じていったことなどで、その意味合いは変わってきていた。
しかし最後の最後、便利屋「バカ兄弟」との対決での空手は、まさに「生き残るための空手」そのもの。

これまでの長い戦いの日々を考えると、ちょっとあっけない終わりとも思えなくもないのだが、何度か読み返してみると、そういうものかもと思えてくる。
ちょっと救いがないとも言えるが、それこそがナルシマリョウらしい人生なのかもしれない。



<文・岡安学>
デジタルモノなどのガジェット系を中心に雑誌やWebで活動するフリーライター。元ゲーム誌編集者で、ゲームやアニメ、マンガなどのメディアも守備範囲。ソフトとハードのどちらもこなす。現在、生活総合情報サイト「オールアバウト」にてデジカメのガイドも務める。

単行本情報

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