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2月13日は「フェルマーの最終定理」に決着がついた日 『数学ガール フェルマーの最終定理』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/02/13


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

2月13日は「フェルマーの最終定理」に決着がついた日。本日読むべきマンガは……。


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『数学ガール フェルマーの最終定理』第1巻
結城浩(作) 春日旬(画) メディアファクトリー ¥590+税


2月13日は、アンドリュー・ワイルズによる「フェルマーの最終定理」の証明に誤りがないと確認された日である。

フェルマーの最終定理とは、17世紀にフランスの数学者ピエール・ド・フェルマーによって提唱された数学の定理であるが、未証明であるため「フェルマー予想」と呼ばれていた。
なにしろ350年以上ものあいだ、だれにも解けなかった「数学史上最大の問題」だが、1993年6月23日、イギリスの数学者アンドリュー・ワイルズが「フェルマーの最終定理を証明した」と宣言。
そして1995年2月13日に完全に証明されたのである。

フェルマーの最終定理とは
Fermat_ssとなる0でない自然数 (x, y, z) の組が存在しない」
という定理だが、数学に疎い者からしたらナニがナニやら……である。

このフェルマーの最終定理を題材にしたのが、『数学ガール フェルマーの最終定理』(結城浩・作、春日旬・画)だ。

数学好きの主人公は、同級生の美少女・ミルカや後輩のテトラ、従妹のユーリらとともに、さまざまな数学の問題に挑む。
作中では主人公が従妹にクイズを出すなど、さまざまな形式で「ピタゴラスの定理」や「素因数分解」などを示していく。
それらをひとつずつステップしていくことが、フェルマーの最終定理を考える下地となる。

主人公がやけにモテるハーレムもののテイストを感じさせるので、物語を追いつつも、少しずつ数学的思考を磨いていってはいかがだろうか。



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

単行本情報

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