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5月22日は庵野秀明(映画監督)の誕生日 『ゴジラ:アウェイクニング〈覚醒〉』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/05/22


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

5月22日は庵野秀明の誕生日。本日読むべきマンガは……。


GODZILLAawakening_s

『ゴジラ:アウェイクニング〈覚醒〉』
マックス・ボレンスタイン、グレッグ・ボレンスタイン(作) エリック・バトル、
アイブル・ギシェー、アラン・クア(画) ヴィレッジブックス ¥1,980+税


本日5月22日は、日本の映画/アニメーション監督である庵野秀明の誕生日だ。

幼少期からアニメや特撮などに親しみ、大阪芸術大学時代、後に創設されるガイナックスのコアメンバーとなる山賀博之、赤井孝美らとともに自主制作映画グループ「DAICON FILM」に参加。そんななかで庵野が生み出していった作品は、アマチュア時代から高いセンスを評価されていた。このあたりは、当時大阪芸術大学に在籍していた島本和彦の『アオイホノオ』でもおなじみのエピソードである。

その後、『超時空要塞マクロス』、『風の谷のナウシカ』などへの参加をきっかけにプロの世界へと入門し、多くの作品でアニメーターとしての実力を発揮していく。
88年にはガイナックス制作のOVA作品『トップをねらえ!』において初監督を務めあげ、『ふしぎの海のナディア』や社会現象にもなった『新世紀エヴァンゲリオン』などを経て、映画『ラブ&ポップ』にて実写映画へと進出。

多方面での活動の末、庵野は2006年にアニメ制作会社・カラーとスタジオ・カラーを設立し、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作を開始、現在へと至る……これが、おおまかな庵野秀明のこれまでの経歴だ。

そんな彼の最新作が、今年7月29日公開予定の映画『シン・ゴジラ』だ。
おどろおどろしいゴジラのビジュアルや公開されている予告編から、現段階ではとってもシリアスな物語であることくらいしかわからない。まだ情報の少ない現在、ゴジラ映画の新作ということで、期待半分不安半分な人も多いのではないだろうか。
そんな時は、過去のゴジラマンガを振り返ってみよう!

今回紹介したいのは『ゴジラ:アウェイクニング〈覚醒〉』だ。
本作は、2014年に公開されたギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA』の前日譚となっており、映画本編でゴジラ大好きっぷりを発揮していた芹沢博士の形見の時計の秘密や、ゴジラを追う「モナーク機関」創設秘話などなど、たいていの秘密はこちらで明らかになっている。

そして、本作の見どころは、ゴジラの敵怪獣・シノムラのやっかいさ。
広島への原爆投下によって復活したシノムラは、数百万の単細胞生物によって構成されているため、完全に消滅しない限り、ちぎられた部分が再生・成長を繰りかえして2体目のシノムラが誕生してしまう。
単細胞生物のシンプルさを活かした嫌らしい生態にはゴジラも大苦戦。死闘の末に、戦場はビキニ環礁へと移るのだが……。

映画の小ネタ回収もしっかりこなしている本作と、映画『GODZILLA』を観ることで、最新版ゴジラの復習はバッチリなはず。
巨額の予算と、豊かなイマジネーションによって制作されたギャレス・エドワーズ監督の『GODZILLA』。それに対し、庵野監督の『シン・ゴジラ』がいかに魅力あるビジュアルとストーリーを打ち出してくるか、期待に胸を弾ませようではないか。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。
Twitter:@gakuton

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