人気漫画家のみなさんに“あの”マンガの製作秘話や、デビュー秘話などをインタビューする「このマンガがすごい!WEB」の大人気コーナー。
今回お話をうかがったのは、ぢゅん子先生!
“リアル乙女ゲーラブコメ”としていま注目の作品『私がモテてどうすんだ』の作者・ぢゅんこ先生のインタビュー。
今回は、作品の見どころである腐女子の花依の誕生エピソード、そんな腐女子を好きになってしまった美男子キャラクターについて掘り下げていきたいと思います。
気づいたらBLを描いていた!?
――主人公の花依は腐女子という設定です。ぢゅん子先生はBL作品も描いていらっしゃいますよね。BLジャンルはお好きなのでしょうか?
ぢゅん子 もともと昔から商業BL誌のマンガを購愛読していましたし、二次創作BLも描いていましたので、もちろん好きです(笑)。
――そもそもBLを描こうと思ったきっかけはありますか?
ぢゅん子 気づいたらこうなっていたので、明確に「描こう!」となったきっかけはあまり覚えてないです。
ただ、BL誌ではないマンガ雑誌にライトなBL要素ありのマンガがたまに載っていることがあって、それを好んで読んではいました。その影響で、当時ノートに描いていた、なんてことないマンガが途中から男子しか出てこなくなり、そっち系に自然と傾いていった……という感じです(笑)。
――BLジャンルでもご活躍されていますが、少女マンガ誌で『私モテ』を連載するに至った経緯をお聞かせください。
ぢゅん子 BL時代のコミックスを読んで下さった「別冊フレンド」の現担当さんから「お仕事しませんか」と声をかけていただきました。
そのあと編集長にお会いして、もしやる気があるならどうですかと言っていただき、BLはもちろん続けていきたいですが、ほかのジャンルに挑戦してみたい気持ちもありましたので、せっかくのチャンスだしやってみることにしたんです。