県民ネタはふっきれることが大事!
気になる今後の展開は……
――県民ネタだけでなく、そこにバトル要素が入るからこそ、物語として盛りあがるんですよね。
一二三 そうなんです。最初からWEB発表で、かつスマートフォンで読んでもらうことが前提だったので、マンガの形式は4コマとかでもいいかと思ったんですが、コマだと展開に変化がつけられなくて連載で続けるのがたいへんそうだと感じました。それからバトルものになった理由は、たんに私が好きっていうのもあるけど、一度負かしたキャラが復活したり、力をわけ与えたり、物語として変化が出せるなと思ったからなんです。
――現在の反響はいかがですか?
一二三 すでにエピソードが発表されてる、中国地方の方から反響をいただいてるのですが、「ひどい描き方をしちゃったかな?」という回ほど、「ありがとうございました!」ってウケがよくて。みなさん、ドMなのかな……って(笑)。
ちゅうえい ああ、でもヘタに気をつかわれるよりかは、やりきってくれたほうが県民としてはうれしいと思う。
一二三 ここまでいっちゃっていいんだって励まされるというか、大らかに見ていただいてるようなので、ありがたいですね。
瀧上 読者としては自分の県が出てくるだけでうれしいし、盛りあがるよね。自虐も含めて、なんだかんだいって、みんな自分の県のファンなんで!
ちゅうえい 感情移入しやすいよね。
一二三 そうなんですよ。初対面の相手に「何を話したらいいのかな?」って時も、「ご出身は?」ってとこから盛りあがれるので、世代とかジャンル関係なく、たくさんの人に楽しんでもらえるマンガになればうれしいです。マンガファンだけでなく、お笑いファンも取りこんでいきたいですね。
瀧上・ちゅうえい ぜひ、協力して盛りあげていきましょう!
取材・構成:井口啓子