話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!
今回紹介するのは『アレンとドラン』
『アレンとドラン』著者の麻生みこと先生から、コメントをいただきました!
『アレンとドラン』 第1巻
麻生みこと 講談社 ¥429+税
(2017年3月13日発売)
林田(通称・リンダ)はマイナー映画を愛する女子大生。
田舎町のショッピングモールの“遊べる本屋”で自分の好みにフィットする文化に出会い……大学進学で東京に出てきてからは単館上映系の映画を見放題で毎日が天国! とはいえコミュニケーションがうまくないこともあって、大学では常にぼっち状態だ。
タイトルにあるのはリンダのお気に入りの映画監督だ。ウディ・アレンにグザヴィエ・ドラン……“ドメジャー”とはいいがたいツウ好みの監督といえるだろう。
リンダが“アレンとドラン”の話で盛り上がれる同好の士と出会えたのは、SNS。しかし、その人(いいオッサン)と会ってみたら彼のほうは下心バリバリ。
貞操の危機を救ってくれたのは、アパートのお隣さんであるイケメン大学生・江戸川(通称・エドガー)だった。これを機にリンダはエドガーがバイトするバーに通い、親しくなっていく……。