毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月間ランキング。
先日、2月20日には
【3月の「このマンガがすごい!」ランキング】「オトコ編」と「オンナ編」が発表されました!
しかし、注目の作品はこれだけではありません! トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらのコーナーです。
あなたが見逃していた作品があるかも!?
さっそくおススメマンガをご紹介します!
「このマンガがすごい!」ランキング選者が選ぶ、
オススメマンガをピックアップ!
『DINER ダイナー』平山夢明(作)河合孝典(画)(集英社) 【Amazon】
オススメボイス!
■実話怪談の作家として名高い平山夢明の同名小説を、(ちょっと意外にも)「週刊ヤングジャンプ」でコミカライズ連載している作品の初単行本。血みどろなバイオレンス描写の刺激は強いが、根底にあるのは社会の倫理から外れて傷ついた魂を抱える者たちを人間たらしめるギリギリの一線を見つめる視点で、とても真摯かつ誠実な読み味を含んでいる(宮本直毅/ライター)
■平山夢明の同名小説のコミカライズ。殺し屋専門の食堂に一般人のウェイトレス、ということで、主人公の行動含めて先がまったく読めない展開は注目。(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
『Op -オプ- 夜明至の色のない日々』ヨネダコウ(講談社) 【Amazon】
オススメボイス!
■あのヨネダコウ先生のBLじゃない本がっ! 読むしか!(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)
■バツイチ38歳のフリーのオプが主人公のミステリー。BL作品ではありませんが、ヨネダさんの作品とつながっているのでファンにはうれしい(芝原克也/日販ほんのひきだし編集部)
『ぶっきんぐ!!』美代マチ子(小学館) 【Amazon】
オススメボイス!
■書店員なら涙なしに読めない。神田村が登場するのもいい。主人公の何か変えていこうという意志がすばらしく、読んでいて応援したくなる(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
■僕自身も、2006年晩夏に書店員になりました。かの子と同じ時期です。「POPを書く」「自分のオススメした本が売れる」。だれもが書店や書店員に抱いている“幻想”のようなモノをドラマチックに描きだしながら、それでも抗えない、少しずつ近づいてくる現実を突きつけてくる。どんな綺麗ごとをいっても、世の中は結果を出せなければいけない。たとえそうであっても、それまでの過程を見つめてくれる人はいる。この作品のために、書店に足を運んでくれる人がひとりでも増えてくれるコトを願ってやまない(竹村真志/三省堂書店神保町本店・コミック担当)
『浮浪雲』ジョージ秋山(小学館) 【Amazon】
オススメボイス!
■長きにわたる作品もこれが最終巻。終盤はもはや哲学になっていたが、それもまた浮浪雲のありかただったのだろう(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
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『KISS 狂人、空を飛ぶ』新井英樹(KADOKAWA) 【Amazon】
オススメボイス!
■空を飛ぶことに固執する少年の物語。精神は物理を超えることはできるのか。私の大学時代の同級生に実際、空を飛ぶことを夢見ていた男がいた。精神修養に励み、質素な精進料理のような食生活とインドにわたり、ヨガをきわめることで30歳までに空を飛ぶ、と断言していたのだが……。せめて新井先生の作品の少年は、実際に空を飛んでほしいなと(今村方哉/レコード会社勤務)
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