毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月間ランキング。
先日、1月22日には
【2月の「このマンガがすごい!」ランキング】「オトコ編」と「オンナ編」(※12
月刊の単行本対象)が発表されました!
しかし、注目の作品はこれだけではありません! トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらのコーナーです。
あなたが見逃していた作品があるかも!?
さっそく12月刊のおススメマンガをご紹介します!
「このマンガがすごい!」ランキング選者が選ぶ、
12月刊のオススメマンガをピックアップ!
『セトウツミ』此元和津也(秋田書店) 【Amazon】
オススメボイス!
■巻を追うごとに切れ味を増す「瀬戸」と「内海」の会話は、まるで良質な漫才を見ているようなセンスのよさで、それだけでも十分におもしろい。時おりかいま見える将来への不安やそれぞれの抱える家庭の事情は、川べりでらちもない会話に興じられる時間がいつまでも続かないことを暗示してせつない気持ちを呼び起こす。最終巻では、丁寧に積みあげられた伏線が鮮やかに回収されて、なんともいえない余韻を残す幕切れが訪れる。とてもよかった(ぶち猫/ブログ「ぶち猫おかわり」管理人)
『丁寧に恋して』サワミソノ(KADOKAWA) 【Amazon】
オススメボイス!
■ヒロイン・丁寧(ディン・ニン)にまず萌える。元・中高生男子として。しかし、この物語のキモはやっぱり豊田先生。自分の今の年齢、立ち位置、気取り方、おそらく丁寧に対する何らかの感情も含めて「ああー、これが俺だよ~」といいたくなる(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
『魔装番長バンガイスト』霧隠サブロー(リイド社) 【Amazon】
オススメボイス!
■ド直球の熱血ヒーローマンガ。ともすればパロディやメタ、スカしで照れ隠ししちゃいそうなものだが、真正面から押しとおすこのパワー。今では珍しいが、男の子はこういうの大好きなんですよ!!(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
『大人スキップ』松田洋子(KADOKAWA) 【Amazon】
オススメボイス!
■いまだ思春期のまま立ち止まっている大人コドモには他人事には読めない! 切り口はブラックながらも清々しいラストもすばらしい(井口啓子/文化系ライター)
『血の轍』
押見修造(小学館)
【Amazon】
オススメボイス!
■しげちゃんを崖から突き落としたワルイママ。息子・静一と禁断の愛がこの第2巻より急展開。予想はしていた、近親相姦の甘く危険な香り。巻末の、自我も物体も切り裂く描写に戦慄が走る。長部静一くんを訪ねてきた吹石の顔かたちに『漂流ネットカフェ』の遠野果穂を思いださずにいられないあなたは、立派な押見マニアだ(今村方哉/レコード会社勤務)