第4位 巧みなストーリーテリング×お漏らしパンチラ
『魍魎の揺りかご』三部けい
『魍魎の揺りかご』第6巻
三部けい スクェア・エニックス
本作の舞台は、学園は学園でも「修学旅行」! 沈没した観光船に取り残された高校生。しかもそのなかには殺人鬼が!
電気もなく、崩れ落ちた天井が行く手を阻む船内。刻々とあがってくる水位。そんなパニック状態のなか、鉈を持った殺人鬼が人を殺しまくっている最悪の状況。しかもひとりだけだったはずの殺人鬼がだんだんと……あーもう読む手が止まりません!
それだけでも十分すぎるほどおもしろいのに、しっかりエロチズムも忘れないのが三部イズム。随所に散りばめられた、肉感的な女性キャラの効果的なパンチラ&お漏らしが……いいんです!
殺したあとはレズ3P!? 最凶のチームプレイ!
『デストロ246』高橋慶太郎
『デストロ246』第4巻
高橋慶太郎 小学館
エロかわいくて超お強い女子高生たちが男を殺しまくる『デストロ246』。彼女たちのバトルシーンは、殺し屋たちの戦いというより、もはや芸術。崇高なバトルマンガです。
それはそれとして、ヤクザチーム3人が突然街中でチュッチュしたり、格闘技の稽古中に火照った身体を鎮めるようにペッティングを始めたり……(これが彼女たちの愛情表現なんす)。たまらん!
第6位 光導者のためならエンヤコラ! 手から足からなめまくり!
『神様の言うとおり 弐』金城宗幸(作)藤村緋二(画)
『神様の言うとおり弐』第9巻
金城宗幸(作)藤村緋二(画) 小学館
冒頭でもとりあげたとおり、映画化で話題の『神様の言うとおり 弐』も、当然ランクインです。
高校生たちが「神様」から指令を受けたゲームで生死を賭ける、ザ・サバイバルものですが、そのゲームがとても独特。ゲームのクリアの仕方を考える推理要素もありつつ、当然ながら人もバシバシ死んでいくので、スプラッター好きの方の願望もバッチリ叶えてくれます。
少年誌掲載なのでエロ要素は少な目かとお思いのあなた、ご安心あれ。
4巻で出てくる光導者(シャイナー)・紫村影丸が取り巻く制服女子・美癒士(ビューシー)たちが、あっちをペロペロこっちをペロペロ、えっ、そこまでペロペロ……なシーンは、少年誌にあるまじきシーン!?
第7位 セクシー&ロリ極悪コンビの超絶内臓絵巻!
『trash.』山本賢治(作)D.P(画)
『trash.』第6巻
山本賢治(作)D.P(画) 秋田書店
石川るしあと白土マインは、普段はちょっと自堕落な高校生。しかしその正体は、やはり女子高生のヤクザ組長・許斐美能子に雇われている、裏社会に悪名を響かせる殺し屋コンビ「バレット&フランチェスカ」!
愛用の自動拳銃(ベレッタM92エリートII)と戦斧(フランキスカ)で、敵の脳天ふっとばすは、胴体チョン切るはの、クレイジーすぎる大暴れ! まるまる1冊、学校を舞台に文字通りの「サバイバル=生き残り」を繰り広げるエピソードも。
おそらく一般誌連載作品のなかでは、現在もっともエロ&バイオレンス描写が過激なのでは……と思われる本作。残酷描写(性犯罪的なものも含む)が、多数出てきます。
ただ、そのなかにあっても友情や庇護愛などが描かれたり、一般人をサクサクと殺していくような凶悪な犯罪者なのに、どこかかわいげ(?)のある主人公たちのライバルがいたりと、ストーリーでも十分に読ませてくれます。
もちろん、エロ目線からのみどころも盛りだくさん。個人的には、るしあの美しい裸体シーン推しです。