ファンタジー作品につきものなフィールドが「ダンジョン」。地下に広がる迷宮。その奥に眠るものは輝く財宝を収める宝箱と、それを守護するモンスター。主人公に与えられたミッションはモンスターを倒して財宝を手に入れること!!
……だったのですが、最近のマンガではダンジョンのなかで、グルメや恋と、冒険以外のさまざまなイベントが起こっているようです。
ここ最近で、もっとも注目を集めた「ダンジョン」を舞台としたマンガといえば、やはり九井諒子『ダンジョン飯』でしょう。全国書店では品切れが続き、普段は電子書籍派ではない人たちの多くも、本作の電子書籍版を購入し、話題となりました。
AmazonのKindleストアではコミック総合1位に輝き、Kindleの電子書籍を専門に紹介するブログ「きんどう」さんでも、発売直後の週の「よく売れた20冊」という記事で第1位となっていました。
そこで今回は、その「きんどう」を運営するzonさんに、ダンジョンを舞台にしたマンガのなかから、『ダンジョン飯』を含めた注目すべき3作品をセレクトしていただきました!
[※2014年から2015年1月に発売されたマンガ単行本のなかから選出をお願いしています]
zonさんイチオシの3作品!
『ダンジョン飯』九井諒子
『ダンジョン飯』第1巻
九井諒子 KADOKAWA \620+税
(2015年1月15日発売)
「文化庁メディア芸術祭」マンガ部門の優秀賞受賞や「マンガ大賞」ノミネートなど、これまで短編作品でその魅力を発揮してきた九井諒子が、初めて長編に挑んだ話題作。
リリース初日からKindleストアのコミックランキング1位に張り付いた人気ストップ高な新刊です。
ダンジョンの奥深くに取り残された仲間を救いたい、しかし食料が……ならば、魔物を食うしかあるまいと、スライムから動くヨロイまで、おいしくいただきます。
異色のグルメ×ダンジョンマンガで、想像のつかないおいしさをお楽しみください。
【Kindle版はこちら!】
『メイドインアビス』つくしあきひと
『メイドインアビス』第2巻
つくしあきひと 竹書房 \820+税
(2014年6月30日発売)
見た目はファンタジー! 中身はハード!
こんなワクワクと不安を同時に与えてくれるマンガはないだろうという注目作。
誰も最奥までたどりついたことのない謎の大穴「アビス」を巡る、新米冒険家と正体不明のロボットのファンタジーなんですが、とにかく最初から難易度ベリーハードのダンジョン。
“『ポポロクロイス物語』と思った? ダークソウルでしたー”という残酷な現実、濃厚な死の匂いを感じさせてくれます。
簡単には終わらせてくれそうもないダンジョンマンガで、沸き立つようなロマンをお楽しみください。
【Kindle版はこちら!】
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』大森藤ノ(作)九二枝(画)ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』第3巻
大森藤ノ(作)九二枝(画)ヤスダスズヒト(キャラクター原案)
スクウェア・エニックス \533+税
(2014年11月13日発売)
人気の小説投稿サイト「小説家になろう」発、第4回「GA文庫大賞」の大賞を受賞した、同名ライトノベルをコミカライズした作品。
類まれな才能を持つ新米冒険者が、魅力的な美少女たちに憧れて成長する、王道のボーイ・ミーツ・ガール。
外伝作品『ソード・オラトリア』のコミカライズや4コママンガ化に、2015年4月にはTVアニメ放送予定と、メディア展開が熱くなっています。
今年話題になること間違いなしのハーレム系ダンジョンマンガで、少年と女神の「眷族の物語(ファミリア・ミィス)」をお楽しみください。
【Kindle版はこちら!】