西鉄大牟田線「福岡駅」、福岡市営団地下鉄「天神駅」、西鉄バス「天神」から徒歩5分、アーケードストリート「新天町商店街」北通りにあるお店「福岡金文堂」は、創業なんと明治45年! 長年の実績を誇る、地域に密着した書店さんです。
今や大手マンガ誌もWEBに参戦中。「コミックサイト」は地方でも中央と同じタイミングとスピードでマンガを入手して読めるとあってか、百花繚乱のような活況を呈していますよね。
今回は、本店コミックス担当の深松里美さんに、いわゆる王道からはズレちゃってるけど、WEBではけっこう人気ある、というマンガを3点ご紹介していただきました。
福岡金文堂本店がすすめるベスト3
『岡崎に捧ぐ』 山本さほ
『岡崎に捧ぐ』第1巻
山本さほ 小学館 \787+税
(2015年5月20日発売)
作者の山本さほさんの、実際の幼なじみ・岡崎さんとの友情と90年代カルチャー+小学生あるあるが詰めこまれたエッセイマンガ。
ほのぼのに見えてけっこう毒っ気もあり。
ゲームにおもちゃ、流行、マンガにアニメ……。約20年前、子どもの頃の思い出が鮮明によみがえりました。「あった、あった、そういうこと!」と共感できることもたくさんあります。等身大なところがいいですね。
絵柄もレトロでかわいく、よりノスタルジーに浸れます。
作者と同世代のかたにぜひ。特に20代後半~30代前半の方は直撃なのではないでしょうか。
『あしょんでよッ ―うちの犬ログ―』 らくだ
『あしょんでよッ ―うちの犬ログ―』第1巻
らくだ KADOKAWA \533+税
(2015年5月27日発売)
ツイッターで話題になっています!
飼い犬(コーギー)との日々を描いたわんこの観察マンガ。
とにかく“癒される”のひと言です。
読んでいるうちに自然と顔がにやけてくるので、電車やバスのなかで読むことはおすすめできません。
イヌを飼ったことがない人や、ふだんはネコ派の人にもきっとほっこりしてもらえると思います。
ありそうでなかったコーギーマンガ。コーギーの飼い主の方には読んでもらいたいです。
『女の友情と筋肉』 KANA
『女の友情と筋肉』第1巻
KANA 講談社 ¥640+税
(2015年1月9日発売)
ちょっとマッスル、でも優しい。
そんな3人の女の子、イオリ・ユイ・マユの日常を切り取った4コマギャグ。
疲れたり悩んだりしたときに、読んでケラケラ笑えるマンガ。
笑いのセンスがすばらしい! すべての話にオチがあるわけではないのですが、そこがまたよい。
読後にもじわじわっときます!