第4位(64ポイント)
『お尻触りたがる人なんなの』 位置原光Z
『お尻触りたがる人なんなの』
位置原光Z 白泉社
下ネタ満載の女子高生たちの日常をつづった、女子高校生オムニバスコメディ『アナーキー・イン・ザ・JK』の著者による……といえば“なるほど”と納得されるだろう。
フェティシズムや妄想、ちょっとした変態趣味など、学生たちが「エロ」にまつわる会話を繰り広げる様子がコミカルに描かれる。
人々が忌避しがちな「性」というテーマにあえて向きあい、性のありかたをあくまでも客観的に切りとってギャグに昇華させる腕前はおみごとのひと言。
オススメボイス!
■もうほんとなんなんだかわからないエロとかフェチとかの話多めの作品集ですが、それって、人間のある一面を別角度から見たらどうなるかという試みだと感じる1冊(たまごまご/ライター)
■最近流行ってるフレーバーウォーターのように、女子高生萌えマンガにほんのりとしたエロが加味されております。そのさりげなさにぐっときました。群雄割拠のJK萌えマンガ戦国時代において、重要なのは「さじ加減」です。本作のさじ加減は好きな「味」でした(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
■位置原光Zさんらしい、独特のおもしろさがあるというか、オリジナリティしかない! 思春期をこじらせたような下ネタのオンパレードが非常にユニークでおもしろい(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
第5位(42ポイント)
『星上くんはどうかしている』 アサダニッキ
『星上くんはどうかしている』
アサダニッキ 講談社
ぼっちの兄・望と学校の人気者の弟・求――「似てない双子」と有名な2人の“星上くん”。
望と友だちになった三毛野いさりは、いきなりトラブルに巻きこまれるものの、一途な望に少しずつ惹かれていく。一方、弟の求は重度のブラコンで……!?
『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』のキャラクター原案も務める著者による双子と女の子の奇妙な三角関係。
第2巻になってがぜん盛り上がってきたようです。
オススメボイス!
■1巻とは一転、恋愛モードフルスロットルですね。求が恋の噛ませ犬になっていて、ツラくて読んでいられない……! アサダさんの描く女の子の表情はあいかわらずカワイイっすね(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
■思わぬ恋愛特化な展開に、ドキドキとニヤニヤが止まりませんでした。性格の歪んだ弟くんが、まさか2巻でこんなにも愛らしいキャラに変貌するとは……!(いづき/ブログ「おとよめ」管理人)
■やっぱり少女マンガで三角関係ものは鉄板です。1巻で双子の兄・望推しだった私も、弟の求推しになりそうなくらい、いい感じの三角関係になってきました。どっちに転んでもおいしい展開が待ってるはずなので、早くもっと激しいラブバトルに突入しないかとワクワクしてます(穂高茉莉/楽器店店員)
「日刊マンガガイド」での第1巻ご紹介は、コチラ!!
第6位(36ポイント)
『かわいいひと』 斎藤けん
『かわいいひと』
斎藤けん 白泉社
“死神顔”のせいで出会った人にことごとく怖がられる花屋の花園くんは、ある日大学生の美少女・日和に突然告白されて恋人同士になった。
いい人なのに怖い顔の花園くんと、大学のマドンナ・日和。不つりあいな2人のデートははたしてうまくいくのか!?
死神系男子にゾッコンの日和に激しく同意する人が続出。
タイトルに偽りなし、ですね!
オススメボイス!
■死神顔の花園くんの笑顔がちゃんとかわいいのは著者の力量でしょう。ほのぼの安心して読めるリア充少女マンガ。(宮川元良/恵文社バンビオ店 店長)
■「顔は死神、でも中身は超いい人!」な花屋の青年と、美少女大学生とのほっこりラブコメ。何より主人公の外見と中身のギャップにやられます(宮脇書店本店/コミック担当)
■やっぱり重要なのは、顔より性格ですよ! 現実でもそんなにイケメンではなさそうな男の人がかわいい女の子とつきあっているのを見かけると、きっと花園くんみたいに性格がいいんだろうなあと思います(滝川レイ/フリーカメラマン)