第4位 イケメンしかいない洋菓子店!
『西洋骨董洋菓子店』よしながふみ
『西洋骨董洋菓子店』第1巻(全3巻)
よしながふみ 新書館
脱サラした主人公・橘圭一郎は、辛党でまったくケーキを好きじゃないのに、なぜか洋菓子店「アンティーク」をオープンします。(その理由は単行本で!)橘はまず、若き天才パティシエ・小野を勧誘するのですが……どうやら小野は「魔性のゲイ」らしい!?
じつは2人は知り合いで、なんと小野は、高校3年生のとき、「早く死ね、このホモ!!」と橘がこっぴどくフッタ相手でした。まさかの再会ですね!
橘は、小野、それから甘いものずきな元プロボクサー、幼なじみを巻き込んで、オーナー兼ギャルソンとして、洋菓子店を営みます。店にいるのはみんないい男、まさに乙女のための空間です。
それに、ちょっと腐女子フィルターをとおして店内を眺め、あらぬ妄想をするという楽しみ方もできてしまう!?
みんなでわいわい、というよりはひとりでひっそり訪れたい洋菓子店ですよねっ。
「きょうのマンガ」(3月12日スイーツの日)での紹介はコチラから!
第5位 旦那様にしたい和菓子職人!
『わさんぼん~和菓子屋顛末記~』古味直志
『わさんぼん~和菓子屋顛末記~』第4巻(以下続刊)
古味直志 芳文社
製菓学校を卒業した草太は、京都の老舗和菓子店で住みこみの修業をすることに。そのお店の看板娘・牡丹にひと目惚れしちゃいます。彼女の心をゲットするためにも、一人前の和菓子職人になるためにも、がんばらないわけにはいかない!?
思ったことをすぐに口に出してしまう、まじめだけれどアホの子・草太の奮闘の日々が描かれている4コママンガ。
ちなみに、巻頭には和菓子でキャラクター紹介がなされていてかわいらしいので、お見逃しなく!
牡丹は、いわば大和撫子で、モテます。そんな牡丹にメロメロな草太は、バレンタインデーにチョコをもらったお返しに、牡丹に和菓子のネックレスをプレゼントします。彼、超器用なんです! なかなかこんな素敵なプレゼントを贈れる男性はいないですよねっ。うらやましい!
でも、そもそも牡丹がバレンタインデーにあげたチョコも、ほぼ草太がつくったという……。というのも、牡丹は草太とは逆に不器用なので、となりでチョコを作っている牡丹の手際の悪さを見ていられなくなった草太が助け船を出しました。(もはや自分のチョコ!)
「ホワイトデーは3倍がえし」を上まわる男っぷり! 世の男性には見習っていただきたいものです。
番外編 コンビニスイーツを満喫するおひとり様ホワイトデー
『ひみつのローソンスイーツ開発室』ハトコ
『ひみつのローソンスイーツ開発室』
ハトコ KADOKAWA
いつなんときも我々を迎え入れてくれる、スイーツ好きにはなくてはならない存在。それが、コンビニスイーツだ!
ローソンの「スイーツ開発室」に異動になった著者のエッセイ。あの大ヒット商品「プレミアムロールケーキ」の製作秘話など、汗と涙のコンビニスイーツ誕生の裏側をが覗くことができます。
「大事なのは味だ」
「お客様にとって必要なことだけを考えればいい!!」
「コストやら運搬やらはお客様の知ったことかっ!!」
という、「スイーツ開発室」の佐藤部長の言葉、しびれます!
200種類以上のクリームを食べ比べたり、よりよいスポンジを求めて記事の焼き加減や材料を研究したりと忙しい毎日を送る開発チーム。スイーツたくさん食べれて楽しそうとか思って、すみませんでした……!
ちなみに、「プレミアムロールケーキ」は5日で100万個売り上げたそうです。ホワイトデーはとくになんの予定もないというみなさま、コンビニスイーツを買いあさって食べ比べしてみるのも悪くないですよっ。