第4位(70ポイント)
『ぼくの夜に星の出る』 磯谷友紀
『ぼくの夜に星の出る』
磯谷友紀 集英社
生徒の少年の声が好きな女教師、父を亡くした喪主の高校生男子と美しい声の女性住職、そしてドイツ人のゾウ使いと女研究者――様々な恋愛のかたちを描いた全5編の物語。
『海とドリトル』の作者の最新コミックスは「声」がテーマのオムニバス。
いずれもハッピーエンドのほっこりするストーリーです。
オススメボイス!
■磯谷先生のビターテイストな作品が大好物なのでたまらない1冊でありました(小田真琴/女子マンガ研究家)
■短編の連作もの。象使いの話が好きでずっと単行本になるのを待っていました。そのほかの話もきちんと磯谷流にまとめられていて、気分だけ(?)でも幸せになりたい人にオススメします(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
第5位(48ポイント)
『イマドキ☆エジプト神』 美影サカス
『イマドキ☆エジプト神』
美影サカス 一迅社
アヌビス、バステト、トト、セベク、ホルスそしてメジェド……個性的すぎるエジプトの神々が、なぜかスーツ姿で現代に降臨。シュールでスラップスティックな4コマコメディ!
Twitterやpixivで大きな話題となったエジプト神4コマシリーズが、初期作品に加筆修正と描き下ろしを加えて単行本化。
エジプト神はもともと不思議なキャラクターが多いのですが、そのキャラクターを活かす作者のセンスにしびれます。
オススメボイス!
■ハマるかハマらないかの2択! ハマると抜け出せなくなる魅力がある(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)
■Twitterやpixivで話題になっていた作品の単行本化。エジプト神話好きにはオススメです(穂高茉莉/楽器店店員)
第5位(48ポイント)
『地球のおわりは恋のはじまり』 タアモ
『地球のおわりは恋のはじまり』
タアモ 講談社
かわいい双子の妹と比較されて“じゃないほう”扱いを受けてきた女子高生・柳瀬真昼。
「いいことがあっても悪いことが起こる」と人生に期待せずに生きてきた彼女は入学早々、謎のイケメン里見蒼に告白される!?
「いいことばかりだと地球が終わる」というネガティブ思考の女子におとずれた恋の予感。
『たいようのいえ』の著者が描くドキドキ展開に、胸キュンが止まりません!
オススメボイス!
■つりあわないカップルというありきたりな題材でもちゃんとおもしろいというのはさすがといったところですが、絵柄まで微妙に調整を入れてるのはけっこう感心しました(林子傑(kaito2198)/海外翻訳者)
■『たいようのいえ』でおなじみのタアモ先生の新作。タイトルからして素敵! ネガティブな主人公に共感できます(滝川レイ/フリーカメラマン)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
第5位(48ポイント)
『星くずドロップ』 小嶋ララ子
『星くずドロップ』
小嶋ララ子 講談社
東京から茨城へ引っ越してきた男子高校生・鳩ヶ谷しのは転校初日の春、美しい少女・世良苺(せら・いちご)に出会う。
不登校気味な苺を追ってしのは、個性的な面々が集まる「天文部」に入部する。
2人の仲に波乱を起こすキャラクターの登場や苺のはれの大舞台、そして2人を引き離す最大の試練、と様々な事件をへて、せつなさと愛しさあふれるラブストーリーが、ついに完結です!
オススメボイス!
■4巻にて堂々完結。できすぎな青春はできすぎな結末で。個性的なキャラクターたちが生み出す青春のキラキラは最後まで途切れることなく物語を輝かせていました(いづき/ブログ「おとよめ」管理人)
■著者のほのぼのBLが好きで、たまたま本作を知ったのですが、少女マンガでもかわいらしいカップルを描くその手腕は健在。癒されます(穂高茉莉/楽器店店員)