第8位(42ポイント)
『能面女子の花子さん』 織田涼
『能面女子の花子さん』
織田涼 講談社
家庭の事情で「能面」をつけて生活する女子高生・花子さん。
能面女子であること以外は普通の女子高生である花子さんの、恋あり、友情あり、能面あり(?)のスクールライフを描く。
最近は仮面をかぶったアイドルさえ活躍する時代。マンガにだって“仮面女子”がいたっていいじゃない、ということで誕生したとおぼしき強烈なインパクトの能面女子。
異形の彼女の普通(!?)のJK生活がおもしろい!
オススメボイス!
■意外と大胆な行動をする花子さんにこちらもドキドキさせられる!(いろんな意味でw)なんとなくだけど小面に表情が見えるようになります!(太田和成/あゆみBOOKS五反田店コミック担当)
■見た目は怖いけれど、とても性格のいい花子さんのギャップにやられます(黒谷貴清/フリー編集者)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!
第9位(40ポイント)
『木陰くんは魔女。』 小森羊仔
『木陰くんは魔女。』
小森羊仔 集英社
超ワガママな女子高生・夢子の住む三日月団地の管理人・木陰くんは男だけど魔女。
夢子は永遠の命を得るため、木陰くんとオルギアしようとする悪魔に利用される。
男性だけど魔女、という従来の「魔女」の概念をくつがえす設定、巧みなストーリーテリングとポップな絵柄に引きこまれます。
オススメボイス!
■魔法あり、BLあり、団地ありと、三拍子揃ったラブコメディ。特にこの団地はなんとも魅力的な空間であります。いつも不機嫌な女の子・ユメは、まるで岡崎京子作品のよう(小田真琴/女子マンガ研究家)
第10位(36ポイント)
『パレス・メイヂ』 久世番子
『パレス・メイヂ』
久世番子 白泉社
明治時代をモデルに、軍服をまとったりりしい少女帝・彰子、侍従として仕える御園が織りなす近代宮廷ロマンス。
最新巻では、帝都が大震災に見舞われるという事件が勃発する。
公職にあることの責任と、生身の人間としての率直な気持ちとのジレンマのなかで彰子と御園がどんな結論を出すのか? 話が大きく動く第5巻にファンも震撼!
オススメボイス!
■よい作品でいつも気にかけていたのですが、一気に物語を転換させてきた怒濤の展開に、ぜひおすすめしたいと思いました(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員;経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))
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