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『弟の夫』田亀源五郎インタビュー マンガから見えてくる、ゲイ・カルチャーのリアル

2016/01/25


人気漫画家のみなさんに“あの”マンガの製作秘話や、デビュー秘話などをインタビューする「このマンガがすごい!WEB」の大人気コーナー。

今回お話をうかがったのは、田亀源五郎先生!

『このマンガがすごい!2016』オトコ編で第11位にランクインした『弟の夫』(「月刊アクション」連載中)。ゲイコミックを数多く手がけてきた田亀源五郎先生の最新作で、今月12日には単行本最新第2巻も発売されて、ますます注目されている作品だ。

前回、その田亀先生から、この作品の連載に至るまでの経緯や、キーパーソンともいえる娘・夏菜のキャラ制作秘話などを語っていただいた。

『弟の夫』田亀源五郎インタビュー ゲイコミックの巨匠が“ホームドラマ”のなかに盛りこんだ、ヘテロへの「挨拶」と「挑発」

今回は引きつづき、田亀源五郎先生へ『弟の夫』について、お話をさらにうかがい、本作品の魅力に迫った!


田亀源五郎

1964年生まれ。日本のゲイ・コミック作家を代表するひとりで、自らを「ゲイ・エロティック・アーティスト」と称している。数々のゲイ雑誌に寄稿し、男性ファンのみならず女性の支持も厚い。国内外で展覧会も開催されるほど。

現在、「月刊アクション」(双葉社)にて『弟の夫』を連載中。単行本は2巻まで刊行。同作は「第19回文化庁メディア芸術祭」(2015)のマンガ部門で優秀賞を受賞。

Twitter:@tagagen

『弟の夫』というタイトルについて

——この『弟の夫』というタイトルは、どうやって決めたのですか?

田亀 けっこう、連載開始のギリギリになって決まりました。

担当 いろいろアイデアを出してもらったあとで、最後に出てきたんです。

田亀 最初はもう少し、ダブルミーニング的なものとか、ちょっとオシャレなタイトル案をいくつか出していたんです。だけど検討していくなかで、「ちょっと弱いね」と。

ネームもタイトルもじっくり計算されてマンガをつくられている田亀先生。とくにタイトルは難しかったとか。

ネームもタイトルもじっくり計算されてマンガをつくられている田亀先生。とくにタイトルは難しかったとか。

——なかなかアイデアが浮かばなかったんですか?

田亀 いや、本当はかなり最初の段階に浮かんでいたんです。でも『弟の夫』って、あまりにも身もフタもないだろう、と。だって3文字でゲイだとわかるんですよ(笑)。

——わかりやすくていいですけどね。

田亀 私としては、身もフタもなさすぎて、かっこ悪いんじゃないかと思っていたんです。「弟」という漢字がまたかわいくないんですよ。デザイナーあがりだから、そういうところが気になっちゃう。

担当 いいタイトルだと思いますよ。

田亀 最終的にはこれでよかったと思いましたけどね。

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