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『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博)ロングレビュー! こんなバトル、「興奮しちゃうじゃないか…♡」 待って待ち続けた第34巻、ヒソカVSクロロの因縁バトルがついに!!

2017/08/04


話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!

今回紹介するのは『HUNTER×HUNTER』

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(画像)©POT/集英社

『HUNTER×HUNTER』 第34巻
冨樫義博 集英社 ¥400+税
(2017年6月26日発売)


ゴンとその父親であるジン=フリークスの再会という、当初示された“ゴール”を迎えたかに見えた物語ののち、新たに幕を開けた「暗黒大陸編」。そこで示されたのは、まさに“大風呂敷”と呼ぶにふさわしい、途方もないスケールの世界観であった。

ここまで描かれてきた物語は、じつは巨大な暗黒大陸の中央にある湖のなかの出来事でしかなく、人知を超えた禍々しき存在であるキメラ=アントやナニカは、すべてそこからやってきたものであることが明かされる。そして、謎に包まれた暗黒大陸についての情報の“チラ見せ”っぷりは、まさに手練手管というべきテクニック。
なかでもとりわけ気になる要素といえば、第33巻で登場した暗黒大陸について記された書物である「新大陸紀行」だ。300年前の書物であるにもかかわらず、究極の長寿食や万病を治す香草が存在する大陸で、今も現在進行形で書かれているかもしれないその著者の名は「ドン=フリークス」――!

今のところ、本来の主人公であるゴンは「暗黒大陸編」において姿を見せていないわけだが、フリークス家の血筋がストーリーの根底に深く関わっているというだけで、期待値はいきなり最高潮といっても過言ではないだろう。

さらにその第33巻では、「グリードアイランド編」以降はしばらく表舞台での活躍を潜めていたクラピカをはじめとする数々の登場人物の動きも見逃せなかったわけだが、そんな流れからの最新刊は、長年の読者にとっては懐かしい「天空闘技場」からスタート。

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(画像)©POT/集英社
多くの読者にとって待望となるヒソカVSクロロの一戦。
なにげにヒソカのフルネームも判明していたり、細かな点でも見逃せない要素が。

かつてゴンとキルアが念能力の基礎を身につけた場所で今回対決するのは、ヒソカとクロロ団長。
ここで長年の因縁についに決着――かと思いきや、最狂の変態VS最凶の盗賊の一戦は「ドリームマッチ」などという生やさしいものであるはずもなかった。そこで繰り広げられたのは、混沌と悪意を地獄の釜で煮詰めたナイトメア。
いきなり審判が惨殺されたうえ“攻撃アイテム”と化す開幕からして、これは「試合」ではなく「殺し合い」であることが明白だが、文字どおりに「人を人とも思わない」2人によって、あっという間に観客を巻きこんだ阿鼻叫喚の地獄絵図が展開する。

そもそも、闇の住人であるべき2人を観客の前で戦わせること自体が大間違いである。おかげで読者としては、おおよそ少年マンガで見たことのない未知の領域のバトルを目撃することになるのだが……。

単行本情報

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