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【9月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】『アイシールド21』の稲垣理一郎と『サンケンロック』のBoichiによる圧倒的最強マンガがオトコ編第1位……!

2017/08/21


業界注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに、決定される毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキングは……。

今回は「圧倒的画力!! 圧倒的世界観!! 圧倒的胸アツ!!!!」と、まさに選者たちに“あっ”といわしめた最強マンガが、第1位にランクイン! 投票数も圧倒的でした! 突如として石化してしまった地球で生き抜く少年たちの衝撃サバイバルとは……!?

さらにランクインしたのはそれだけじゃありません。『このマンガがすごい!2016』オトコ編第11位にランクインしたゲイコミックの巨匠が手がけた感動の完結巻や、JK2人が無人島やら火星やらトンデモないところで小冒険を繰りひろげるSFマンガなどなど、今月は期待の最新作・話題作、そして読者待望の完結作……と多種多様な作品がランクインしました!!

旬なマンガが多くランクインした今月のランキングを、アンケート回答者のオススメポイントとあわせてチェック!!

(2017年7月1日~7月31日発売作品を集計)


⇒⇒⇒ランキング「オンナ編」も要チェック!!


第1位(242ポイント)

『Dr.STONE』 稲垣理一郎(作)Boichi(画)

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『Dr.STONE』
稲垣理一郎(作)Boichi(画) 集英社

突然謎の光が降り注ぎ、一瞬で人類すべてが石にされてしまう大事件から数千年後、文明が完全に崩壊したなかで、石化から解放された2人の高校生。科学の力を使ってまったくのゼロから再び文明を復興させようとする超特大スケールの物語がここに始動!

アイシールド21』の稲垣理一郎と『ORIGIN』『サンケンロック』のBoichiが手を組んだということで連載前から話題になっていたが、その内容は想像以上! 人類全員石化! 文明完全崩壊! というこれでもかといわんばかりにハッタリを利かせた設定の本作だが、Boichiの作画力はそのハッタリに充分以上の説得力を与えてくれる。そんな世界をきりひらいていくのは、科学マニアの千空と体力バカの大樹。特殊な超能力に目覚めるわけでもなければ、天才的な発明をするわけでもなく、身近な科学の知識を駆使して、一歩一歩着実に開拓していく姿がたまらない!

オススメボイス!

■とつぜん地球上の人間すべてが石化する怪現象が発生して数千年後、あるきっかけで生身に戻った少年たちが人類と近代文明の復活を目指して科学知識をフル活用しながらサバイバル! という大胆かつ壮大な設定を、Boichi先生が熱量高いビジュアルで描きあげて「少年ジャンプ」本誌で一躍人気作の仲間入りしたSFアクションの初単行本。体力キャラと頭脳キャラがお互いに深い信頼を寄せながら協力していく姿がすがすがしく、心躍ります(宮本直毅/ライター)
■あの希代の絵師・Boichiが「ジャンプ」で連載! それだけで信じられない気持ちになるのですが、しかも『アイシールド21』の原作者・稲垣理一郎と組むとあれば大傑作の予感しかしません。Boichiといえば『HOTEL』など想像を絶するSF世界が知られてますけど、あるいは今回の作品はその得意分野を理解したうえで稲垣氏が漫画家に見あった作品を提案してくれたのか? 西暦5738年の超未来でこれから何が待っているのか、今後が非常に楽しみな作品です(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■世界観の壮大さと知識という武器の身近さの組あわせがおもしろく、先の展開がまったく予想できず、毎週読んでいてワクワクするマンガです(いのけん/麻雀マンガブログ管理人)
■「科学」をテーマとかかげ、連載ラインナップのなかでも思いっきり異色作のこの作品は、その元気と調子のよさ、そして決して諦めない前向きのストーリーは、まさしく少年少女に読ませたいマンガである(林子傑/海外翻訳者)
■青年誌でのBoichi作品を読み慣れていると、きちんと少年向けにカスタマイズされている絵柄にまず感動。作品はSF+原始で、科学の小難しい理屈を、まさにゼロから始めるという手法で、とっつきやすくなっている構成がすごい。これ理科の教材にしてもイイんじゃないかと思うくらい(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
■全人類が石化し壊滅状態となった地球で、超人的なスペックを誇る数人の人間たちがハイスピードで文明の復興を目指す……という、いたって単純明快なストーリーを、ドデカいスケール感とスピーディな展開、高い作画カロリー、そして科学監修をつけたうえで描くと、こんなにも底抜けに明るく、底抜けに狂ったエンターテインメントになるのかという感動と興奮があります(糸田屯/ライター)
■突然のカタストロフから数千年がすぎるという衝撃の冒頭から、濃い絵柄に驚きっぱなしです。子どもの頃、さいとう・たかを先生の『サバイバル』で得たような、心の奥底にある人間の野性的なものがうなるような感覚になりました。というと言いすぎだろうか?(なみかわみさき/物書き)
■一度は滅んだ文明を科学の知識で再建させるというスケール感もすごいのだけど、それより何より、週刊連載なんてひとつこなすだけでも大仕事なのに原作付きとはいえ、「ジャンプ」と「ヤングマガジン」の2つの週刊誌で連載をかけもつBoichi先生がすごい! これだけ描いてあの絵のクオリティが保てるのはわりと超人レベルでは?(犬紳士/養蜂家)
■ジャンプからまた期待の新作が! 『鬼滅』や『ネバーランド』に続け!(竹村真志/三省堂書店神保町本店・コミック担当)
■ギャグセンスなど、ところどころ昭和の香りも漂うが、サイエンス視点も交えた冒険サバイバルものは久々に見た気がする。マンガとしてのケレン味も効いてます。考えるのをやめずに数え続けた仙空はすごいよ(黒鈴/元電子書店スタッフ)
■文明崩壊後の遠未来で文明を復興していく、科学のおもしろさにあふれた作品です。しかし、かつては「民明書房」とかトンデモを扱っていた「少年ジャンプ」が科学監修をしたマンガを連載するとか、時代の流れを感じますね……(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
最強の原作者・稲垣理一郎先生のジャンプ復帰連載! 今後の展開に大注目しています(漫画トロピーク/謎の社会人サークル)
■SF的な要素が多いですが、少年マンガの本筋をとおしていておもしろい。先の展開も気になるつくりで期待したい!(麻野昌三/わんだ~らんど なんば店 店長)

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第2位(170ポイント)

『弟の夫』 田亀源五郎

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『弟の夫』
田亀源五郎 双葉社

男手でひとつで小学生の娘・夏菜を育てるシングルファーザーの弥一。そんな彼のもとに双子の弟である涼二の夫であったマイクが訪れたことから始まる、ちょっと変わったホームドラマがここに完結。

ゲイアート界の巨匠、田亀源五郎が初の一般青年誌連載ということで話題を呼んだ本作。田亀源五郎といえばガッチガチのハードコアポルノを手掛ける作風の作家であるが、そのような作風とは一転して、弥一・夏菜・マイクの3人の生活を柔らかく丁寧に描いていった『弟の夫』。
今回の4巻ではマイクの存在を理由に、夏菜の担任から呼び出されてしまう。世間の無意識の偏見に対して、自身も最初は偏見を抱いていた弥一はどう対応するのか……。
そしていよいよ近づくマイクとの別れの日。当初はどのようにマイクと接すべきか悩んでいた弥一が、3週間の共同生活を経てどのような考えにたどり着いたのか。その結末をぜひ見届けてほしい。

オススメボイス!

■『弟の夫』が完結。“ゲイコミックの巨匠による一般向け作品”とつけられることの多いこの作品ですが、そんな色眼鏡で見るのがもったいない、見事なホームドラマとして終焉を迎えました。LGBTをめぐる現状への問題提起としての意義も大きいけれど、それと同じくらいエンターテイメントとしての完成度が高く、すばらしい作品でした(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
静謐な生活ドラマのなかに込められた多様性(ダイバーシティ)のテーマ。ホームドラマというジャンル・ストーリーとしても高い水準をクリアしつつ、LGBTに関する諸問題を提示した。全4巻での見事な幕引き(加山竜司/フリーライター)
■大団円。前回から始まった話がきれいに収束し、物語がふたたびマイクと家族の物語に戻っていく。静かな情景の積み重ねが美しく、しみる(raven/ディレッタント)
■亡くなった弟はLGBT、結婚していた外国男性が家を訪ねてきた……。ゲイマンガの巨匠、田亀源五郎先生が初めて挑んだ一般誌連載がついに完結。じつは「兄」ヤイチの成長譚で驚くほど美しく「きちんと大人として」終わった。不穏な雰囲気が前回示唆されていたが、過剰にドラマティックにせず、今の堅めな世間の代表である教師へ、しっかりアンガーマネジメントを自力で行い、まっとうなことを冷静に述べる姿を見習いたい。「弟」の幸せな姿をヤイチが見られよかった……。本当に田亀先生の話運びはうまく、一般マンガで十分ゲイコミュニティの読者以外も揺さぶれると証明できた新境地(体毛はしっかり表現されていますが)。子どもにも、いやむしろ子どもにこそ読んでほしい作品。巨悪はなく、はびこる息苦しさを押しつけがましくなく打破する筆致に好感。たいへんな決意、お疲れさまでした。またさりげなくリアルのパートナーへの家事負担増をねぎらう言葉があるのも本当に素敵です(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
■亡くなった弟の配偶者が外国人で同性だと知った日本人男性と、その娘である小学生がおりなすファミリードラママンガがついに完結。性愛の問題を含みつつも、家族のかたちや、人が人を好ましいと思う気持ちを肯定する大切さといった包括的なテーマを穏やかに包みこんで、読みやすさと歯ごたえを両立させながらフィナーレを迎えました。名作(宮本直毅/ライター)
■登場人物が勢揃いしてのハッピーな大団円は避けられ、あくまで焦点は弥一の変化に当てられる。その視点は「自分は同性愛に対して特別な感情を持っていない」といった一歩引いた態度こそ、ゲイフォビアの差別主義者の自覚ある差別よりも重いのだとあぶり出していく。また、アンチクライマックス的な終わり方は、描かれている事柄がマンガのなかだけの話ではなく、読者である私たちの世界と地続きだとつきつける。弥一に向けられた視点は、私を含めた多くの人に向けられたものだ。これら著者が覚悟を決めた描写に、私は自らのふがいなさで涙するほかない(侍功夫/映画評誌「Bootleg」代表/映画ライター)

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第3位(74ポイント)

『好奇心は女子高生を殺す』 高橋聖一

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『好奇心は女子高生を殺す』
高橋聖一 小学館

明るくて気さくな柚子原みかんと、まじめだけれど友だちがいない青紫あかね子。正反対な性格の2人が繰り広げるのは、突然無人島に送りこまれたり、電車で乗りすごして土星に到着したり、ゼリー人間と遭遇したりと、毎度毎度の小冒険。

毎回遭遇する突飛なシチュエーションに対して、2人の女子高生がそれぞれのやりかたで解決していく姿が楽しい本作。ときにはシンプルな解決方法に笑い、ときには互いを思う2人の友情に涙し、ときにはひねりの利いたオチにポンと手を打つ。約10ページの一話一話におもしろさがギュッと凝縮された、すこしふしぎな短編集です。

オススメボイス!

■女子高生という自由の象徴のようなモチーフに高橋聖一の自由なSFの想像力が合わさって楽しくて、ちょっと怖いけどおもしろい!(太田和成/TSUTAYA BOOK STORE 五反田店 コミック担当)
■JK2人がSF(少し不思議)な日常を送る読みきりショート。2人のキャラ、話、描画、すべてに丁寧に魂を吹きこれており、極上のクオリティに仕上がっています。全年齢オススメできます(すけきょう/感想サイト「ポトチャリコミック」運営)
■好奇心旺盛な女子高生コンビがさまざまな不思議現象にみまわれる一話完結式の“すこしふしぎ”な物語たち。女子高生コンビの友情とSF的アイデアが効いている。特に好きなのは、第7話「Re:Re:Re:………テスト」。話の終盤で「そうきたか!」とニヤリ、まもなくジーンとした。第11話「ミライ・リトライ」もよかった。藤子・F・不二雄先生の作品で親しんできた人生やり直しテーマを、わずか11ページという短さのなかで素敵に着地させている(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)

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単行本情報

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