マンガの新連載から完結、メディア化情報など、最近マンガ業界をにぎわせているニュースを「このマンガがすごい!WEB」の選者のみなさんが、ピックアップして
紹介する人気記事。
5月もニュースが盛りだくさん!
眞子様のご婚約発表や「ハンドスピナー」の流行など、気になるニュースがたくさんありましたね!
夏の暑さも近づいてきているこの季節は、家でゆっくりマンガを読むのもイイのでは!?
マンガ界は今月も大ニュースでいっぱい! 業界最先端、話題のニュースをチェックしていきましょう!!
あの名作が!?
『名探偵コナン』のスピンオフとして、あの「犯人」を主役にしたコメディ作品『犯人の犯沢さん』が「サンデーS」にて連載スタート。だれかの姿を伏せた表現ではなく、例の黒いシルエットそのものが一個のキャラクターとして描かれておりインパクト抜群です。いわば「犯人という概念」の擬人化みたいなもので……ややこしいな!(宮本直毅/ライター)
「Netflix」にて、弐瓶勉原作『BLAME!』が公開された。弐瓶勉が総監修したという物語は、再構成されつつも原作のテイストそのままに、近未来的な美しい映像で見ごたえがあった(ぶち猫/ブログ「ぶち猫おかわり」管理人)
『ポーの一族』宝塚化!(小田真琴/女子マンガ研究家)
完結&引退……!
『キン肉マン』完璧超人始祖編堂々の完結!!
星の数ほどマンガが発刊されているこのご時世、瞬間的におもしろいマンガはそれこそ数えきれないほどありますが、5年を超す連載のなかで最初から最後までここまで安定しておもしろいマンガは見当たらなかった!
今この瞬間こそがゆでたまご先生の全盛期なんだと感じさせる最高のシリーズでした!(犬紳士/養蜂家)
『白暮のクロニクル』が完結。なんとなくあかりがオキナガになって魁と永遠の時をいっしょに生きていくオチを予想してました。時間の流れの残酷さを感じさせる最終回は涙を禁じえません (いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
「週刊少年チャンピオン」、沢編集長の退任。突然の発表でかなりの衝撃を受けましたが、今後の「週チャン」にも期待したいです。11年半もの長い間本当にお疲れさまでした!(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
マンガ以外の書籍も!
マンガの単行本ではないけど、『藤田和日郎本』がめちゃくちゃ濃く、熱かった(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
小学館が、ひとりのマンガ家を一冊まるまるかけてじっくり特集する論評本『漫画家本』シリーズを立ち上げ。その第1号として『藤田和日郎本』が刊行されました。
『うしおととら』その他で少年マンガ界の中核をになう存在となり、現在は『双亡亭壊すべし』が話題の藤田先生について考える際、今後の参照資料として避けてとおれぬ重要な内容がつまっています
(宮本直毅/ライター)
森園みるく先生が絵のテクニックやセクシーに描くコツをあますところなく公開したポーズ集『マンガ家 森園みるくの官能とエロス POSE PHOTO 170 & HOW TO DRAW 』刊行。絵を描く人はもちろん描かない人にも使える!(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
マンガ関連イベント!
鎌倉のアンノ邸で開催された「オチビサン」展、とてもよかった(井口啓子/文化系ライター)
京都国際マンガミュージアムで山岸凉子展「光(てらす)-メタモルフォーゼの世界-」スタート。初日にギャラリートーク、2日目に荒俣宏館長の講演あり。山岸先生との長い交友の一端も披露され、たいへん興味深いものでした(白峰彩子/書誌屋)
来月はどんなニュースがあるのでしょうか、お楽しみに!