「ジャンプマンガ」と言われると、やっぱり国民的人気作品であるバトルものやファンタジーものをイメージする人が多いのでは?
しかし、過去の「週刊少年ジャンプ」連載作品を眺めてみると……ギャグマンガの豪華さにも驚くべきものがあります。
社会現象にもなった永井豪『ハレンチ学園』から、今年は実写ドラマ化も話題の吉沢やすみ『ど根性ガエル』といったレジェンド級の作品に、鳥山明『Dr.スランプ』や江口寿史『すすめ!!パイレーツ』『ストップ!!ひばりくん!』などの一世を風靡した作品、漫☆画太郎『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』、あんど慶周『究極!!変態仮面』、木多康昭『幕張』、大亜門『太臓もて王サーガ』などなどの異色作……。
特に、うすた京介『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』の登場以降は、メインターゲット層の小学生男子だけでなく、若い女性読者も増大していったとか。
今回は、そのインパクト大な名前が各方面で話題沸騰なバンドウーマン・ぱいぱいでか美さんに、女子にも人気の「ジャンプ」発ギャグマンガのなかから、オススメの作品を選んでいただきました!!
ぱいぱいでか美さんオススメの3作品!
『ピュ~と吹く!ジャガー』うすた京介
『ピューと吹く!ジャガー』第20巻
うすた京介 集英社 \400+税
(2010年12月3日発売)
『ジャガー』さんは私のバイブルです。
笑いのツボはだいたいジャガーさんで形成されたし、なにげに心に響く台詞も多いんですよ。
仕事の悩みができたときはポギーさんの「大好きだから大嫌いにもなる……そこまで悩んだり苦しんだりできることが他にいくつある? 何よりも大切にしてる証拠だよ」という言葉を思い出すようにしています。
『磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~』仲間りょう
『磯部磯兵衛物語 ~浮世はつらいよ~』第6巻
仲間りょう 集英社 \400+税
(2015年4月3日発売)
『磯兵衛』は「ジャガーさんロス」から私を救ってくれた作品です。
とにかく全部しょうもないし何も考えずに読めて大好き。
仲間先生と年齢が1つ違いなんですけど、同じ時代を生きてきたはずなのに何考えたらこんなしょうもないおもしろさがわいてくるのか、気になります(笑)。
『バレーボール使い郷田豪』高橋一郎
『バレーボール使い郷田豪』第3巻
高橋一郎 集英社 \390+税
(2007年12月4日発売)
『郷田豪』は好みが分かれると思うんですけど、私はめっちゃくちゃ好きでした。
郷田の話が通じない感じとか、ちょっとどうかと思うんですけどタイプなんですよね。
ジャンプのギャグ漫画に出てくる話が通じない男って、何かぐっとくるものがあります。付き合いたいです。