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11月28日はベートーベン作曲・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73『皇帝』の初演日 『ゲッターロボアーク』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/11/28


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

11月28日はベートーベン作『皇帝』の初演日。本日読むべきマンガは……。


GetterROBOarkBunko_s01

『双葉文庫 ゲッターロボアーク』第1巻
永井豪(作) 石川賢&ダイナミック・プロ(画) 双葉社 ¥667+税


1811年11月28日はベートーベンが作曲したピアノ協奏曲第5番変ホ長調 作品73がドイツのライプツィヒ・ゲヴァントハウスにて初演された日だ。
その印象から『皇帝』の異名をつけられていることでも知られている名曲が生まれた日ということで、今日は皇帝に関連したマンガの紹介をしよう。

『テニスの王子様』に登場する強敵・真田弦一郎や、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する名脇役ホル・ホースなど、皇帝を冠した名キャラクターはマンガ作品に数多く存在するが、ロボットマンガというジャンルにおいても非常に印象深い“皇帝”が登場していることはご存じだろうか?

「合体変形ロボット」の先駆けとして知られる永井豪・石川賢のロボットマンガ『ゲッターロボ』シリーズでは、作品ごとに様々なタイプのゲッターロボが登場するが、第2作『ゲッターロボG』と第3作『ゲッターロボ號』のミッシングリンクを描いた第4作『真ゲッターロボ』では、主人公・流竜馬が未来世界に存在するとされる「ゲッターエンペラー」と邂逅。
謎の進化エネルギー「ゲッター線」によるゲッターロボの最終形態として登場したこの機体は、惑星を超える巨大なサイズや、ビッグバンに匹敵する破壊力を持っており、その圧倒的影響力から、未来世界ではゲッターエンペラーを操る人類は全宇宙の敵として認識されているほどだ。

すべてにおいて規格外のスケールであり、ロボットとしてのひとつの到達点とも言える様は、まさにエンペラー(皇帝)の名にふさわしいものの、残念ながら『ゲッターロボ』シリーズは著者の急逝によって5作目にあたる『アーク』で絶筆となっているため、その全貌は明らかとされてはいない。



<文・一ノ瀬謹和>
涼しい部屋での読書を何よりも好む、もやし系ライター。マンガ以外では特撮ヒーロー関連の書籍で執筆することも。好きな怪獣戦艦はキングジョーグ。

単行本情報

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