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6月2日は「本能寺の変の日」 『信長協奏曲』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/06/02


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

6月2日は本能寺の変の日。本日読むべきマンガは……。


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『信長協奏曲』 第1巻
石井あゆみ 小学館 ¥457+税


6月2日は、本能寺の変の日。
家臣・明智光秀の謀反を悟った織田信長が、本能寺で自害した日である。

そこでぜひ読みたいのが小栗旬主演でドラマ化映画化もされた大人気作、『信長協奏曲』だ。
ストーリーは、現代の高校生・サブローが戦国時代にタイムスリップし、織田信長として生きるというもの。

「顔がそっくりだから」という理由で織田信長の身がわりとなっても、サブローの心は、自由奔放で堅苦しいことの大嫌いな男子校高校生のまま。
最初こそ、まわりの人間から「信長はうつけになった」と噂されたものの、農民と相撲をとったり、着物を崩して着たりするサブローの型破りな言動は、徐々に「選ばれし人間の非凡さ、時代の雄たる資質」と映るようになる。

「信長は、天下をとる男だぞ」。

だって、歴史の教科書にそう書いてあった(ような気がする)から。
歴史のつじつまを合わせるため、天下統一を目指すサブロー。
「この人なら、もしかしたら」という臣下の期待感はやがて大きな渦となり、サブローの天下取りは、現実味を帯びていく。

知らず知らずのうち、戦乱の世のど真んなかに立つことになったサブローが、なんだかんだと史実通どおりの結果を出していくさまがじつに痛快!

しかし、本当に史実どおりならば、サブローは悲劇的な最期を迎えることになる。
だからこそ、『信長協奏曲』がどんな結末となるのかが気になってしかたないのである。

歴史のB面を見ているような気持ちになる本作、とってもおすすめ!



<文・片山幸子>
編集者。福岡県生まれ。マンガは、読むのも、記事を書くのも、とっても楽しいです。

単行本情報

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