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11月19日は農協記念日 『JA ~女子によるアグリカルチャー~』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/11/19


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

11月19日は農協記念日。本日読むべきマンガは……。


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『JA ~女子によるアグリカルチャー~』第1巻
鳴見なる+唐花見コウ KADOKAWA ¥560+税


1947年の今日、農業協同組合法が公布され、JA全中(全国農業協同組合中央会)が制定された。
これを記念してJAでは11月19日を農協記念日と定めている。

JAの活動は幅広い。組合員に農業技術の指導をしたり、必要な資材を共同で安価に購入したり、採れたての農産物を直売したり、貯金や融資、共済事業も行っている。

そんなJAをタイトルに冠したマンガを紹介しよう。鳴見なる&唐花見コウ(からけみ・こう)のタッグによる『JA ~女子によるアグリカルチャー~』だ。ただし、
こちらのJAは本家の「Japan Agricultural Co-operatives」ではなく「Joshi ni yoru Agriculture(女子によるアグリカルチャー)」の略称である。

物語はタイトルどおり、かわいい女の子が農業に従事するお話。
父の再婚により東京から長野県の小川村にやってきた小6女児の野沢ひなげしが、野菜づくりに精を出す再婚相手の娘である6歳、13歳、15歳の3姉妹とともに、慣れない農作業に取りくんでいく。

もともと鳴見が「農家の姉妹を主人公にした作品を描きたい」と思っており、農家出身の唐花見に協力を要請する形でスタート。舞台となっている小川村は唐花見の出身地だ。

都会育ちのひなげしだが農業に抵抗はなく、新しい家族と土いじりを楽しみながら、信州の大自然を満喫する。
そんなひなげしを見守るのがクールな長女の社(やしろ)、料理上手で虫嫌いの次女・繭、天才肌の末っ子・りんご。個性豊かな姉妹たちが、野菜の知識をひなげしにイチからレクチャーしていく。枝豆と大豆は同じもの(大豆を早摘みしたものが枝豆)って知っていました、みなさん?

美少女姉妹がミニスカ制服姿でガンガン農作業をするのはご愛嬌だが、ひなげしといっしょに無理なく農業の知識が身につくあたり、看板(JA)に偽りナシ。
読了後には家庭菜園を始めたくなること請けあい!



<文・奈良崎コロスケ>
マンガと映画とギャンブルの3本立てライター。中野ブロードウェイの真横に在住し「まんだらけ」と「明屋書店」と「タコシェ」を書庫がわりにしている。

単行本情報

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