原作小説、TVアニメ、そして「このマンガがすごい!WEB」で連載中のコミック版、それぞれで盛り上がりを見せる『響け!ユーフォニアム』。とくにコミック版は、単行本第1巻につづき、第2巻の重版も決定するなど絶好調! 今回は、重版を記念してコミック版『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』を執筆されているはみ先生に、スペシャルインタビューを行った。コミック版が生まれるまでにはいったいどんなドラマがあったのか!?
【重版御礼!!】『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』 はみ先生インタビュー 漫画家になりたかったけど、将来の夢・バレーボール選手って答えてた[2/2]
絶対、釣りだと思ってた。
――単行本の重版、おめでとうございます!
はみ ありがとうございます。……ホッとしました!
――昨年11月から連載を開始したコミック版『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』ですが、企画の相談を受けた時の感想などは。
はみ 最初はこれ、だまされてる系のやつかなって。釣りかなって。
担当 うさんくさかったですか……(笑)?
はみ あはは。わたし、そもそもアニメがすごく好きで、「小説のコミカライズ、しかも京アニさんでアニメ化も決まってるんです」と聞いて、んー、これはわたしの趣味嗜好を知った人が、私をだましておもしろがっているのかなって。
――たしかに、話ができすぎてる感はありますね。
はみ しかもわたし、京都に住んでいたこともあったし、吹奏楽をやっていたこともあったので、これはもう絶対、知り合いがわたしのことだましにかかってるって(笑)。
担当 編集部としては、「つぼみ」(芳文社)で連載されていた『少女サテライト』を読ませていただいて、今回のコミカライズにぴったりだと思い、お声がけしたので、京都にすまわれていたり、あと吹奏楽をやってらしたと聞いて、逆にびっくりしました。
はみ 互いにびっくりしあうみたいな(笑)。
――単行本第1巻に収録のあとがきによると、コミケ会場の京アニブースで、実際に『響け!ユーフォニアム』の映像が動いているところを見るまで、アニメ化が本当って実感がえられたなかったと、おっしゃってましたね。
はみ 会場についてからも、いつ「騙したやったぜ!」「釣ってやったぜ!」って言われるか不安で。
――コミケにさきがけ、コミック版『響け!ユーフォニアム』自体は昨年11月末から連載が開始していたんですけれど、第1話が公開されたのを見ても、まだ騙されているかもしれないって思ってたなんて(笑)。
はみ まだ信じないぞ!って思ってました。
――実際に映像を見たときの感想というのが気になりますが。
はみ うわぁ……本当なんだーって。本当に京アニさんなんだーって。ちょっとプレッシャーも感じました。