365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。
9月25日は主婦休みの日。本日読むべきマンガは……。
『花のズボラ飯』第1巻
久住昌之(作) 水沢悦子(画) ¥900+税
9月25日は「主婦休みの日」のうち1日である。
主婦休みの日とは、1月25日、5月25日、9月25日の3日間からなる記念日であり、明確な休日が規定されておらず、ともすれば365日働きづめになりがちな主婦が周囲に気がねなく休める足がかりとして、サンケイリビング新聞社が提唱し、日本記念日協会に登録されたもの。
また、これは「家事を担当する人物」をねぎらう日であり、主婦だけでなく主夫も対象とされているので男性も安心だ。
さて、「主婦休み」という言葉から思いだすマンガといえば、やはり久住昌之・水沢悦子コンビの『花のズボラ飯』(秋田書店)ではないだろうか。
夫の単身赴任中にダラけ癖がついてしまい、「デキる主婦」像からかけ離れた生活を送り続ける女性・花が不格好なお手軽自分専用料理(=ズボラ飯)を作っていく……というストーリーの本作は、オヤジギャグを口走りながら感情豊かにズボラ飯を食べていく特徴的な主人公が話題を呼び、女性向けグルメマンガのさきがけとなった作品だ。
ちなみに、主婦休みの日は「主婦が休んだ家事はほかの家族に代行してもらう」というルールなので、厳密には『花のズボラ飯』の内容とは異なるのだが……まあ、それはそれ。
本日家事を代行するお父さん方は、『ズボラ飯』を読んで初心者にも簡単なお手軽レシピを学んでみるのもいいかもしれない。
<文・一ノ瀬謹和>
涼しい部屋での読書を何よりも好む、もやし系ライター。マンガ以外では特撮ヒーロー関連の書籍で執筆することも。好きな怪獣戦艦はキングジョーグ。