何か建物を建てるたびに餅まきは必ずやるみたいです
――舞台となるのは、堀尾先生の地元でもある広島の架空の島(寧島)です。
堀尾 僕は広島市内なので、地元というわけではないですよ。
――では広島市内の人にとって、島というのはどんな存在なんですか?
堀尾 特に意識はしたことないけど、親と付きあいのある人が島の人がいたので、よく遊びに連れて行ってもらって、地元の子と遊んだりはしていました。あと、物心つくかつかないかの時に、そこに住んでいたこともあります。
担当 なかには田園調布みたいな高級住宅地になっている島もあるみたいですよ。彼らにとってみれば、陸地は下町みたいなものらしい(笑)。
堀尾 おつきあいしていた島の家庭もけっこうハイソというか、アニメに出てくるようなちょっとセンスのいい家で、民芸品的なものをつくる工房を持っていたりもするんですよ。
――イメージが変わるなぁ。ちなみに取材に行かれた島はどちらですか?
堀尾 因島から岩城島、弓削島、豊島、あとは大崎下島。そのあたりですね。
――島での取材内容はどんなかたちで行ったのですか?
堀尾 地元の人に聞きました。主に日常的なこと。近所づきあいとか。あとは餅まきの風習とか。
――第2巻(第7話)でも、コンビニのオープン時に従業員と琉花が餅まきをしますね。
堀尾 実際、何か建物を建てるたびに餅まきは必ずやるみたいです。
――餅まき自体は全国的な風習ですけど、頻度が高いのかな?
堀尾 そうだと思います。やらないと逆に噂になるとか。
取材・構成:奈良崎コロスケ
■次回予告
次回のインタビューでは、『ゴールデンゴールド』におけるキャラ造形の秘密や、作画の工夫に迫ってまいります!! インタビュー第2弾も2月5日(月)公開予定! お楽しみに!