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【単行本重版記念!】岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿』インタビュー シリーズ累計160万部突破の大ヒットミステリの誕生秘話を直撃!

2015/09/14


ついに発売されたコミック版『珈琲店タレーランの事件簿』第1巻。発売直後に重版が決定!
『タレーラン』シリーズの勢いは、とどまることをしらない。今回は原作者である岡崎琢磨先生をお招きし、原作小説『珈琲店タレーランの事件簿』誕生秘話やその魅力的なキャラクター、ストーリー、そして原作者の目からみたコミック版の魅力などを語っていただいた!

原作者:岡崎琢磨

1986年生まれ。福岡県出身。
2011年、第10回「このミステリーがすごい!」大賞に投稿。最終選考に残る。受賞には至らずも、一部の審査員から激賞される。
翌2012年に「このミステリーがすごい!』大賞投稿作を改稿した『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。シリーズ累計160万部突破の大ヒットとなる。
最新刊『季節はうつる、メリーゴーランドのように』(KADOKAWA刊)が発売中。
Twitter:@okazakitakuma

ある出会いが『珈琲店タレーランの事件簿』を生み出した!

——『珈琲店タレーランの事件簿』第1巻発売、そして重版、おめでとうございます。

岡崎 ありがとうございます。

「自分の作品だけど、自分の作品じゃない。そんな不思議な感覚です」とコミック版を手に語る岡崎先生。

「自分の作品だけど、自分の作品じゃない。そんな不思議な感覚です」とコミック版を手に語る岡崎先生。

——発売、即、重版という流れに160万部を越える原作小説の持つ力をひしひしと感じているところなのですが、この『珈琲店タレーランの事件簿』という小説は、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか。

岡崎 「このミステリーがすごい!大賞」への応募原稿として執筆したのですが、執筆当時は、ほかのいろいろな賞にも応募していて。

——『タレーラン』原作第1巻の初版が2012年ですから、執筆されていたのは。

岡崎 2011年の前半ごろでしょうか。次はどういうキャラクターを探偵にしようか考えている時に、本職のバリスタさんとお話する機会がありまして。 「お仕事なにされてるんですか?」「バリスタです」っていうやりとりがあったんですけど、バリスタってかっこいいなと思いました。それがきっかけで。

——美星さんが生まれることに。

岡崎 そうですね。はい。

——岡崎さんが出会ったバリスタの方も女性だったんですか。

岡崎 女性です。最近は、全国のあらゆるカフェに女性のバリスタさん、たくさんいらっしゃるんですけど、当時はようやくバリスタという言葉が世間に浸透しはじめた、そんな時期だったかな。

——まだバリスタというと男性というイメージもありますしね。コミック版第一章で、美星さんが自己紹介でバリスタと言った時の、アオヤマと同じ驚きが岡崎さんにもあったと。

たしかにバリスタって言ったら、アオヤマのうしろのキャラのような男性を想像しがち……

たしかにバリスタって言ったら、アオヤマのうしろのキャラのような男性を想像しがち……


岡崎 それと僕が知る限りでも喫茶店を舞台にバリスタさんが、謎を解くミステリー小説もあまりなさそうでしたので。これはキャッチになるかと。

単行本情報

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