じつはかなりのマンガ読み!? 岡崎先生、おすすめマンガ
——さきほどマンガがミステリの入り口だったとお聞きしたのですが、それ以外にもマンガは読まれますか。
岡崎 読みます。最近だと施川ユウキさんの『バーナード嬢曰く』がお気に入りですね。
——先日、「このマンガがすごい!WEB」でも紹介した作品ですね。
岡崎 本読みのことわかっているなって。本をたくさん読む人って「本が好き」っていうよりも、「たくさん読んでいる自分が好き」っていうところが少なからずあると思うんですよね。だから「読書家と思われたい。けど、めんどうだから本は読みたくない」っていうのは、ものすごく共感するところがあるんです。
——施川ユウキ先生は『このマンガがすごい!2014』に『オンノジ』がランクインしていますが、そちらはお読みになりましたか。
岡崎 もちろん。施川ユウキ先生の大ファンで、これまでの作品はだいたい持っています。『サナギさん』だったり、『オンノジ』だったり。
——かなりマンガ読まれるんですね。ほかに好きな作品は。
岡崎 あとは『ぼのぼの』とか。
——施川ユウキ先生の作品と『ぼのぼの』、どちらもやわらかい印象だけど、少し考えさせられるところもありますが。
岡崎 そうですね。『ぼのぼの』は特に考えさせられます。けどやっぱり「笑える」というところが一番大事ですね。
——ではギャグマンガがお好きなんですね。
岡崎 久米田康治先生も大好きです。最近完結した『せっかち伯爵と時間どろぼう』も好きなんですけれど、やっぱり『かってに改蔵』が好きですね。
——久米田先生の作品、時事ネタも多いんですけれど、今読んでもやはりおもしろいんですよね。
岡崎 あとは下ネタであったり(笑)。『改蔵』は初めて読んだ時に「えっ!? こんなこと描いていいの?」っていう衝撃がありましたね。
——かなりマンガ読んでいらっしゃいますね。年末の『このマンガがすごい!』本誌でも、お話伺いたいくらいです。
岡崎 それはもう、ぜひ(笑)。
——それでは最後に『珈琲店タレーランの事件簿』の読者の方に、ひと言いただければ。
岡崎 マンガになることで広がった『タレーラン』の世界を、みなさんに楽しんでいただければと思います。
——岡崎先生、本日はありがとうございました。
取材・構成・撮影:このマンガがすごい!編集部