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1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日？」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい！」の人気コーナーです。この記事では、2016年に配信された「きょうのマンガ」から、来週1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます！
この「きょうのマンガまとめ」は前週の日曜日に、“来週読むべきマンガ”をお知らせしまーす♪
もちろん、毎日の「きょうのマンガ」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、6月26日～7月2日までの「きょうのマンガ」をどうぞ！
6月26日～7月2日の「きょうのマンガ」
6月26日 雷記念日
『とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲（レールガン）』 第1巻
鎌池和馬（作） 冬川基（画） 灰村キヨタカ（キャラクターデザイン） KADOKAWA ￥550+税
本日6月26日は、「雷記念日」。
延長8年6月26日、平安京清涼殿への落雷により、多くの公卿や官人が死傷した「清涼殿落雷事件」にちなんで制定されました。電気を操るキャラクターは数多くいますが、本日ご紹介するのは『とある科学の超電磁砲』です。
『とある魔術の禁書目録』のスピンオフ作品で、本作の主人公は女子高生の御坂美琴。
他作品の「電気キャラ」同様、体外に電撃を放出させて戦うのですが、単純な放電だけに留まらない応用力こそが彼女のすごいところです。
なかでも必殺技「超電磁砲（レールガン）」は、電磁加速したコインをなんと音速の3倍以上の速度で発射するという超絶強力技なのです！さらに美琴は、一歩間違えれば犯罪まがいのこともできてしまうのです！
磁力さえ操れれば、だれでもできる（？）ハッキングや擬似レーダーのつくり方はというと……
6月27日 湘北高校と陵南高校がインターハイ出場をかけて戦った日
『スラムダンク』 第17巻
井上雄彦 集英社 ￥390+税
本日6月27日は、マンガ『スラムダンク』作中において、主人公である桜木花道（さくらぎ・はなみち）の属する湘北高校と陵南高校が、神奈川予選の決勝リーグでインターハイ出場をかけた熱戦を繰り広げた日です。
主人公・桜木花道をはじめ、流川楓や赤木剛憲（ゴリ）、三井寿、宮城リョータら、メインキャラクターたちが所属する湘北高校。
三井寿の「なぜオレはあんなムダな時間を……」や陵南高校の仙道彰が発した、「まだあわてるような時間じゃない」など、試合の描写もさることながら、彼らのぶっ飛んだ発言も本作ではイイ味を出しています。そして試合では、主将である赤木がなんと負傷してしまう！ で、これまた有名なセリフ「いいからテーピングだ!!」が飛び出すわけです！
十分にポテンシャルを発揮できない赤木だったが、桜木が行った”超荒療治”のおかげで、奇跡的に調子を取り戻す！
その古典的（？）な荒療治とは……。
6月28日 貿易記念日
『講談社漫画文庫 ヨコハマ物語』 第1巻
大和和紀 講談社 ￥650+税
本日は貿易記念日。
1859年の本日、ロシア・イギリス・フランス・オランダ・アメリカに対して江戸幕府は、横浜・長崎・函館での自由貿易を許可しました。
これを記念して、1963年に制定されたのが、貿易記念日です。ということで、自由貿易の中心港のひとつでもある横浜が舞台の『ヨコハマ物語』をご紹介！
物語は、身寄りをなくした主人公・卯野が、横浜の貿易商・叶屋に引き取られるところから始まります。
田舎育ちの卯野にとって、横浜は見るものすべてが珍しいものばかりで、異人さんに会った時には驚きひっくり返る始末。
そんな卯野が叶屋の令嬢・万里子の小間使いをつとめるのだが、この万里子のクセがすごい！
知能犯のいたずら好きで、将来の夢は、花嫁ではなく、むしろ真逆の●●になること!?
6月29日 甲子園阪神パークにレオポン3頭が誕生した日
『鉄牌のジャン!』 第1巻
西条真二 竹書房 ￥650+税
1961年の6月29日、兵庫県にあった甲子園阪神パークにて3頭のレオポンが誕生しました。
レオポンとは、ヒョウの父親とライオンの母親から生まれるネコ科の雑種。
当時は“ハイブリッド生物”として話題となりました。異種ジャンルのかけあわせは、マンガ界でも多く試されてきました。
なかでも、特に濃厚な異種ジャンルの掛けあわせが『鉄牌のジャン！』。
本作は『鉄鍋のジャン！』の著者・西条真二が描く麻雀マンガ。
いったい麻雀とどんなジャンルをかけあわせているのかというと……
表紙で、主人公のジャンが刀削麵のごとく麻雀牌をけずっているのがヒントです！
6月30日 夏越の祓（なごしのはらえ）の日
『さんすくみ』 第2巻
絹田村子 小学館 ￥400+税
1年の折り返しとなる本日は、夏越の祓（なごしのはらえ）が行われる日。
この半年の穢れを払うために行われる、大祓（おおはらい）という神道の儀式です。
年に2度行われる行事で、年末12月に行われる大祓は年越の祓（としこしのはらえ）ともよばれています。本日ご紹介する『さんすくみ』の主人公は、神社・寺・教会の息子たち。
宗教が違うことで対立するかと思いきや、息ぴったりで仲がよい3人。
それぞれの行事を手伝ったりしますが、そのぶんトラブルを招くことも多く……。今回も夏越の祓の準備をする3人の身にハプニングがおそいかかります。
そのハプニングを乗りこえるために使ったのは……
呪われた時に使う、白いアレ!?
7月1日 宝塚歌劇団の誕生日
『小学館文庫 ライジング！』 第1巻
氷室冴子（作） 藤田和子（画） 小学館 ￥629+税
1913年の本日、小林一三が、宝塚歌劇団の前身である宝塚唱歌隊を結成しました。
一般的な演劇とは違い、女性だけで演じるなかで表現される美学やこだわりなど、独特な世界観を持つ宝塚歌劇団は、今も熱狂的なファンを増やし続けています。宝塚のイメージを題材にした作品はいくつかありますが、本日ご紹介するのは1980年代の名作『ライジング！』。
主人公はダンス好きな少女・仁科裕紀。
彼女は、超難関の宮苑歌劇団養成所である宮苑音楽学校に奇跡的に合格します。
男役から娘役への転向、嫉妬のまなざしや多大なプレッシャーなどがつきまとうなか、裕紀はこの歌劇団のスタイルに魅せられ、スターを目指していきます。そして原作の氷室冴子は、80年代の少女たちをときめかせた、「コバルト文庫」の大ヒットメーカー。
だれもが耳にしたことがある彼女の代表作とは、もちろん……！
7月2日 うどんの日
『うどんの女』
えすとえむ 祥伝社 ￥648+税
7月2日はうどんの日！
一部で“うどんの国”と愛称（？）される香川県の、生麺事業協同組合が1980年に制定しました。
毎年夏目前の今のシーズンは「半夏生（はんげしょう）」という田植え終了の目安とされ、讃岐地方では田植えの労をねぎらうためにうどんを食べる風習があったことから、記念日となりました。そんな本日のマンガは『うどんの女』。
登場するのは、35歳バツイチで美大の学食で給仕をする村田さんと、その学食におとずれる21歳の学生・木野くん。
毎日素うどんを食べにくる木野君と、ひたすら提供する村田さんは、うどんをきっかけに、なぜかお互いに妄想し、意識するようになってしまう。
そんな木野くんが考える、「もっともエロいうどんのメニュー」とは!?
