毎月その月に読むべき新刊マンガをランキング形式でお伝えする月間ランキング。
6月20日には【7月の「このマンガがすごい!」ランキング】「オトコ編」と「オンナ編」(※5月刊の単行本対象)が発表されました!
トップ10には惜しくもランクインしなかったものの、「このマンガがすごい!」が誇るランキング選者たちがオススメするマンガを、熱い推薦コメントとともに紹介するのが、こちらの番外編です。
あなたが見逃していた作品があるかも!? さっそく5月刊のおススメマンガをご紹介!
「このマンガがすごい!」ランキング選者が選ぶ、
5月刊のオススメマンガをピックアップ!
『初情事まであと1時間』ノッツ(KADOKAWA)【Amazon】
オススメボイス!
■初情事までの1時間を描いたオムニバス。時代も状況も年齢も様々な事情の2人が登場しますがすべてがせつなくて初々しくて甘酸っぱくてたまらないのです。作者最高傑作(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
■全話が「パンツ下ろしかけて下ろさせない」みたいな話で下半身衛生上よろしくない(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
■ツイッターでかわいい絵だなあと見かけていたノッツさんの単行本ですが、まさかの「結末」がないという。「大人」だとにやにやする(?)、甘ずっぱいような話が詰まってます(なみかわ みさき/物書き)
『わたしと先生の幻獣診療録』火事屋(マッグガーデン)【Amazon】
オススメボイス!
■科学と幻想の過渡期を幻想よりな少女の目線で描く。子どもの時に感じていた世界の広さや深さを感じることのできるいい作品。(太田和成/TSUTAYA BOOK STORE 五反田店 コミック担当)
■幻獣たちがかわいい。ほっこりファンタジーが好きな方は読む価値有。マッグガーデンの『魔法使いの嫁』『とつくにの少女』に続く三本目の柱になりうるポテンシャルを感じる(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)
『モキュメンタリーズ』百名哲 (KADOKAWA)【Amazon】
オススメボイス!
■「モック(まがいもの)」+「ドキュメンタリー」=「モキュメンタリー」、ということで、私小説とドキュメンタリーテイストを合わせた作りの物語集。AVだったりアイドルだったりに執着する人物を取り上げているんですが、その人物たちの枠からはみ出た感が、現実にありそうなドキュメンタリー風味な演出と合致して、一種異様な迫力があります(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
■高校時代のイケてる先輩とそれを慕う後輩が、それをこじらせてしまう光景に激しい既視感。でもそれを最後に肯定する結末がうれしかった(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
■ニセドキュメンタリー風の連作短編4編。それぞれ毛色のちがった話が収録。思いもよらぬ方向に話が転がっていくのはニセドキュメンタリーならでは。このドラマチックさがクセになります(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
『ミトコンペレストロイカ』まん○画太郎(新潮社)【Amazon】
■画太郎先生の作品としては設定、構造が複雑でしたので、伏線の回収にいろいろ思うところはありましたが、本作のエンディング、これはこれでアリかと。次回作に期待!(今村方哉/レコード会社勤務)
『ジャガーン』金城宗幸(作)にしだけんすけ(画)(小学館)【Amazon】
オススメボイス!
■人を食ったようなふざけたテイストとグロテスクな描写で、人間の内にある抑圧された願望が極端にあぶり出される。壊人のネーミング、ビジュアル、暴れっぷりが、特にグロくてふざけてる(笑)。鬱屈した欲望が暴力的に解き放たれる、ダークな快楽がそこにある(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
■やはり警官になったら銃は撃ってみたいものなのか? 妄想が現実となり、壊人戦士ジャガーンとなった邪ヶ崎街に巣くう壊人たちを「ぶっぱなせ」ジャガーン!(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)