話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!
今回紹介するのは『君は春に目を醒ます』
『君は春に目を醒ます』著者の縞あさと先生から、コメントをいただきました!
『君は春に目を醒ます』
縞あさと 白泉社 ¥429+税
(2017年11月2日発売)
小学4年生の絃(いと)は、近所の7歳年上の千遥のことが大好き。何かにつけ絃に絡んでくる同い年の弥太郎からいつも守ってくれ、王子様みたいにかっこよくて優しくて……。「絃はかわいいよ」なんて、サラッと囁いたり。ところが王道的“年の差恋愛”ものかと思いきや、ここで思わぬフックが入るのだ。
千遥は珍しい病気を患っていると判明、病気の進行を抑えるために人工冬眠(コールドスリープ)に入ることになる。期間は、特効薬が開発されるまで。
入院間際まで、気が弱くて泣き虫の絃を心配していた千遥を思い、絃は「強くなろう」と決意する。
そして、千遥が無事に目を醒ましたのは7年後――。そう、絃と千遥は高校の同じ教室で学ぶ同級生となったのだ。