第4位(134ポイント)
『ゴールデンカムイ』 野田サトル
『ゴールデンカムイ』
野田サトル 集英社
明治後期の北海道。一攫千金を夢見る元軍人・杉元佐一は、かの地で出会ったアイヌの娘・アシリパとともに「刺青人皮」に隠された秘密を追う。
1月に発売された第1巻に続いて、最新第2巻も衰えてないスピーディーかつスリリングなストーリー運びとなんだかうまそうなメシが、高評価を得ました。
杉元が体験するカルチャーギャップのおもしろさもあいかわらず!
オススメボイス!
■第2巻も変わらぬハイクオリティ! 一本木関門で死んだはずの土方歳三が出てきちゃいましたよ(鼻血)!!(富士見大/編集・ライター)
■それぞれの行動理念がそれぞれに理解でき、それが必死さと緊張感につながっていて、わりとありそうなストーリーなのに読んでいてドキドキする。近代日本、民族文化、ネイチャー、if史観、宝探し、サスペンス、殺し合い、食レポ、これらをバランスよく配合し煮つめ、「生きる」ことを描いたすばらしい作品です(黒鈴/電子書籍書店スタッフ)
■1巻に続き絶好調。本筋はもちろん、さらに“グルメマンガ”としての充実っぷりも見逃せない(大黒秀一/エンタメ系ライター)
■2カ月連続発売の2巻も絶好調! アシリパさんと杉元の顔芸にも磨きがかかってきてますし、あとはもう結婚するだけだ!(笑)(いのけん/麻雀マンガブログ管理人)
■うれしい2カ月連続のリリース。アイヌの幸腹チタタプ(加山竜司/フリーライター)
■先月の1巻から連続刊行の2巻。あいかわらずヒンナヒンナな内容。まだ読んでいない方はお早めに!(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■ギャグとシリアスで緩急をつけるのが、1巻に比べてかなりうまくなった印象。3巻ではアシリパさんがオソマ(うんこ)を食べるらしいので楽しみ(笑)(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
■アイヌの少女とムサイ男によるほっこりサバイバル料理マンガテイストが色濃く出てきた2巻目! さらなる増売の予感です(エロ上司/「とらのあな」商品課 バイヤー)
■1巻に引き続きおもしろかった! ますます混沌とする情勢と、そして合間のアイヌ料理パートがおもしろくてたまりません(杉村啓/料理漫画研究家)
「ロングレビュー」でのご紹介は、コチラ!!
「日刊マンガガイド」での既刊ご紹介(第1巻)は、コチラ!!
第5位(96ポイント)
『ヤスミーン』 畑優似
『ヤスミーン』
畑優似 集英社
美食にふけるライオン族が支配する王国。
そこには“不味い”という理由から草食動物・トムソンガゼルが喰われもぜずに奴隷として生かされていた。
かの国にある日、伝説の白いチーターが現れた……。
大自然の掟をカリカチュアライズした、ある種のファンタジーともいえる作品は連載当初から注目されていたようです。
そのインパクトにさっそくヤラれた人が続出しました。
オススメボイス!
■インパクトがすごい。美食に目覚めたサバンナの王族「ライオン族」がまずい「トムソンガゼル族」を奴隷にして王国を築いたという舞台設定ですが、ライオン族の美食王国が崩壊するのか、立ち向かう側が蹴散らされるのか、続きがたいへん楽しみです(アキミ/ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)
■最近流行りの「お食事マンガ」とはひと味もふた味も違う、いかにもYJ系列らしい“アツさ”があるマンガ。食の本質がビシビシと伝わってくる(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
■マジなのか、ギャグなのかわからないが、とにかくすごい作品。『進撃の巨人』の初期にも感じた、魂を揺さぶるようなアツさがある(芝原克也/日本出版販売コミックチーム係長)
■ライオンがハンパなくキャラ立ちしてて、そのクレイジーっぷりが最高。奴隷化してる理由がまずくて食えないとあまりに残酷な設定がしびれます(竹下典宏/まんだらけコンプレックス店長)
■擬人化とか王族と奴隷とかの体裁をしていますが、それはあくまで二の次です。ひたすらこの意志と力の暴力を楽しめばいい。そういう意味では、その画力と物語のおもしろさを見せてくれる作者のこれからも楽しく期待できるのでしょう(kaito2198/海外翻訳者)
第5位(96ポイント)
『ガンロック』 猪原賽(作)横島一(画)
『ガンロック』
猪原賽(作) 横島一(画) 秋田書店
「世界動力大戦」を経て核廃絶が成功した世界。
次世代のエネルギー「星核(コア)」が生み出す蒸気は、犯罪を隠す“闇のカーテン”となって魔都・倫敦をおおう。
ネオ・スコットランドヤードの女性警部・レストレードは異能力を使う脱獄犯を追うなかで、隻眼、隻腕の元軍医・ワトソンと、タバコをすって頑強無比の巨人兵士に変身するホームズという、2人の探偵と出会った。
イギリスを代表する探偵シャーロック・ホームズが異形の怪人を相手にバトルし、相棒のワトソンが推理をめぐらせるという新しい構造、まさに、“俺たちの新・ホームズ譚”。
オススメボイス!
■「月刊ヒーローズ」で『仮面ライダークウガ』を連載中の作者の最新作。ツカミはサイコーです!(富士見大/編集・ライター)
■世界観がしっかりしていて、設定もちゃんとある作品ですが、難しいこと考えなくていい爽快感のほうが勝っているのでおもしろくてカッコいい少年マンガを探してる人には読んでみてほしいのですよ。久しぶりに「チャンピオン臭さ」を感じた作品(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
■勢いがハンパない。こんな筋肉隆々のホームズ誰も想像できません(竹下典宏/まんだらけコンプレックス店長)
■正統派少年マンガ!って感じでいいスね(小山まゆ子/フリーランスの編集・ライター)
■ホームズとワトソンが強化人間で変身ヒーローで、ミュータントとステゴロでガツンガツン殴りあう暴れホームズ無双(加山竜司/フリーライター)
「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!