例年に増して雨の多かった今年の梅雨。雨降りしきるなか、マンガ界隈では様々なニュースが飛び交っていた。そのなかから「このマンガがすごい!」ランキング選者のみなさん注目の出来事をご紹介!
“未来からきた猫耳美少女ロボットが、秘密道具でトラブル解決”という設定が「おいおい、どっかで聞いたことあるなんてレベルじゃねぇぞ……」と見聞きするものすべてを震え上がらせた『のぞえもん』が、発売わずか1週間で自主回収という超展開。あまりの事態に「このマンガがすごい!WEB」にも戸惑いの声が多数寄せられました。
それではさっそく今月のニュースをお届け! この夏のアツい話題に乗り遅れるな!
未来へ強制送還!? 即日重版なるも、発売1週間で自主回収へ。
『のぞえもん』回収。表現の自由とかを云々する気はないけど、野次馬根性がくすぐられる案件ではある(和智永妙/ライターたまに編集)
『のぞえもん』販売中止!(太田和成/あゆみBOOKS五反田店コミック担当)
『のぞえもん』が発売直後に回収騒動。自主的にとのことだが、もうちょっとうまくなんとかできなかったのか(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
『のぞえもん』発売1週間で回収(加山竜司/フリーライター)
「コミックへブン」連載の『のぞえもん』が発売するもまさかの回収騒ぎ。連載を見ていて「ホントにこれ大丈夫なのか?」と思ってましたけど、こうなるとそのまま幻になっちゃうのかな?(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
『のぞえもん』の回収騒ぎ。出版社の公式サイトからも即削除されるというのはかなり異例なことに感じられました(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
『のぞえもん』のアレコレは……うん、まあ、しょうがないんじゃないでしょうか……(後川永/オタク系よろずライター)
『のぞえもん』の回収騒動について。憶測でしかものが言えませんが、あの作品の危うさを愛し楽しんでいたので、もしそれが原因だったのであれば、著者をチキンレースさせて崖にぶつけさせてしまったようで、ファンとして申しわけなさを感じます(ナデガタ/漫画感想ブログ管理人)
止まらない実写化の波! ドラマだけでなく舞台化も。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』が、実写ドラマ化。不安はもちろんあるのだが、期待も(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
『DEATH NOTE』新ドラマ化の設定にショックを受けました(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
漫☆画太郎「珍遊記」が松山ケンイチ主演で実写化との報。やりゃあいいってもんじゃあないが、どこまで出来るのかという期待と不安と(soorce/オヤジ漫画系ブロガー)
「ギャグマンガ日和」9月に舞台化!脚本・演出はなるせゆうせい(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
劇場用アニメがアツい! 超名作がまさかの対決。
『亜人』が劇場三部作でアニメ化。いきなりの劇場スタートですけど、『進撃の巨人』といい講談社はノリに乗ってますね(笑)(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
『サイボーグ009VSデビルマン』劇場用アニメーション公開が決定。まさかの合体技ですけど、著者が違うことを考えるとかなり画期的です。昔見た『マジンガーZ対デビルマン』みたいな感じになるのか、とりあえず続報に期待したいです((いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
『北斗の拳 イチゴ味』がTVアニメ化。ちゃんとサウザーの声優が銀河万丈さんだというのがすばらしい。ここはぜひ、ほかのキャラクターも『北斗の拳』のキャストに合わせてほしいです(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
ジョースター家とDIOの因縁、ついに決着。4部にも期待!!
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』が終了。原作ファンも大満足の、幸せなアニメ化でした……。この調子で原作4部のアニメ化もぜひ!!(冬蜂/風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)
TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』がついに完結。分割とはいえ計4クール、約1年も放送すると終わった時の喪失感がハンパないですね。いつになるのかわかりませんが、来年には4部アニメ化の話を聞きたいですね(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
15周年で新装版続々刊行! さらに「あの人」が15年ぶりに活動開始!
中村明日美子デビュー15周年を記念して、太田出版とリブレ出版で発売された作品が新装版で刊行されること(種村理沙/「KYTIMKYM」管理人)
「いちご100%」の河下水希が15年ぶりに桃栗みかん名義で「月刊YOU」新連載。桃栗みかん時代のコミックスはいずれジャンプコミックスでリニューアル刊行されると思ってましたけど、こうなるとその可能性はなくなったかな?(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
漫画家ってやっぱりハード!? 作家の不調相次ぐ。
6月21日、古屋兎丸先生が「病気になりました。」と、作画環境をすべてデジタルに変えたことによると思われる“フルデジタル病”をネットで告白された。闘病記もスマホPC見過ぎな自分に戦慄だし大いなる啓蒙だったが、何よりそんな過酷な状況のなかでも、まったく読者に闘病を悟らせず連載、刊行を続けておられたことに感服(澤水月/報道勤務。mixi平山夢明コミュ主宰。ライター)
6月頭、NHKから始まり各全国紙で「水木しげる大先生の出征前手記発見。生と死、芸術について率直に悩む心が綴られていた」と報道。付随して昨年末に水木大先生が心筋梗塞で倒れ、2月まで入院されてたと伝えられていたこと。戦後70年の年にどちらも胸に突き刺さりました(澤水月/報道勤務。mixi平山夢明コミュ主宰。ライター)