このマンガがすごい!WEB

一覧へ戻る

【2016年1月の「このマンガがすごい!」ランキング オンナ編】『ブラック・ジャック創作秘話』原作者の新作は、怪奇漫画家マンガ!? オンナ編第1位は……

2015/12/21


第8位(42ポイント)

『Kanon Texte / Opening』 夜麻みゆき

KanonTexteOpening_s

『Kanon Texte / Opening』
夜麻みゆき 復刊ドットコム


遠い未来、過去より文明が衰退した世界では、古代遺物の発掘が進められていた。
考古学を学ぶ少年・カノンは、古代遺跡から発見された遺物のひとつ「ヒューマノイド」、通称03(ゼロサン)の解析のために日常をともにすることになった。

表題作品の全7エピソードをはじめ雑誌、同人誌で発表された夜麻みゆき作品を1冊にまとめた単行本。その独特の世界観にあらためて魅了される人も多かったようです。

オススメボイス!

■テーマが考古学と哲学を織り交ぜたモノなだけに、ちょっと難解でしたけど、あいかわらずの夜麻みゆき節で最後まで引きこまれてしまいました。ぜひ、続いてほしいモノです(種村理沙/「KYTIMKYM」管理人)
■『刻の大地』以来のファンなので、貴重なラフスケッチや同人誌掲載作品を読めてうれしいです(黒谷貴清/フリー編集者)


第8位(42ポイント)

『社畜人ヤブー』 那智泉見

shachikujinYABOO_s

『社畜人ヤブー』
那智泉見 PHP研究所

株式会社アドブラックスの営業部二課長・薮隣一朗は、スタイリッシュでクールな社畜!?
彼にかかれば残業は「会社へのおもてなし」、クレームは「お客様からのラブコール」、低賃金は「控えめな自分への焦らしプレイ」……。
そう、彼こそがブラック企業でも自己を見失わない「社畜人 ヤブ―」だ!

不況と就職難にあえぐ現代社会において、与えられた場所がいかに劣悪な環境であろうとけっして個を失わない「社畜人 ヤブ―」の生き様に、共感と感心の声が多数寄せられています。

オススメボイス!

■タイトルのとおりのサラリーマンマンガ。主人公は弱気な新入社員で、上司の藪がタイトルロールの「社畜」。『坂本ですが?』のノリが好きな人にぜひすすめたい(白峰彩子/書誌屋)
■タイトルが何よりより。何よりタイトルオマージュ元の『家畜人ヤプー』のように長い設定紹介が必要のない、現代に普遍性のあるギャグがおもしろい(オオタシンイチ/カメラマン・編集)


第8位(42ポイント)

『高嶺と花』 師走ゆき

TAKANEtoHANA_s03

『高嶺と花』
師走ゆき 白泉社

父の勤め先の御曹司・才原高嶺とのお見合いに姉の身代わりで出席した女子高生・野々村花は、高嶺の横柄な態度にブチ切れる。縁談は破談と思いきや、高嶺が花を気に入り、2人はつきあうことに……。

実力テストの結果が散々で猛勉強中の花に高嶺が推しかけ家庭教師をやったり、高嶺が風邪をひいたり、さらには夏のリゾート! ……とハプニング満載の最新巻です。

オススメボイス!

高嶺と花って、意外に歳が離れてるんだな、とあらためて認識させられた「家庭教師」事件。あと『テニ●リ』っぽい展開もあったり、スペシャルイベントも多かった巻。特別編なのに2人のかわいい恋愛だけは通常運転なのな(笑)(富士見大/編集者)
■あいかわらずのバカップルっぷり。見ていてニヤニヤします。御曹司ともなると、今後は後継ぎとかお家の問題とかも発生してくるのかなと予想しますが、あまりシリアスな展開にならないことを祈ります。いつまでもいちゃついてる2人を見ていたい(滝川レイ/フリーカメラマン)



第8位(42ポイント)

『緑の罪代』 梅サト

MIDORInoTSUMISHIRO_s

『緑の罪代』
梅サト 小学館


資産家の老女・澄香がある日、弁護士を名乗る男に40年前に消えた夫の死を告げられ、夫の足跡をたどるうちに“ある秘密”にいきあたる表題作のほか、100年に一度の危機にさらされた島を救うため、鬼の嫁になる娘を描いた「ほんぽうふき」など、全4編を収録。

おとぎ話のような懐かしさと現代劇のようなシャープさがバランスよく配合され、作品すべてに共通する“誰かを信じ続ける”というテーマを、けっして重苦しくなく、さわやかに描く作者の度量に頭が下がります。

オススメボイス!

「誰かを信じる」という行動にはある種の重さみたいなものがつきものなんだけど、このマンガに出てくる主人公たちは誰もがひょうひょうと、ある意味愚直に信じ続ける。その美しさに胸を打たれました。(富士見大/編集者)
■まずは絵がステキ! これがデビューコミックスと知ってびっくり。作者が作り出すあたたかい世界観に惹きこまれます(穂高茉莉/楽器店店員)


現在、年間マンガガイド『このマンガがすごい!2016』が絶賛発売中!
こちらもぜひ年末年始に読んでみてください!

konoman2016_s01

「このマンガがすごい!WEB」アンケートご協力者一覧

粟生こずえ(編集者・ライター)【URL】/ アキミ(ブログ「ボーイズラブを読む!」管理人)【URL】/ あきやまかおる(声優・グラフィックデザイナー)【URL】/ 麻野昌三(「わんだ~らんど」なんば店 店長)【URL】/ 旭屋書店なんばCITY店 平田(「旭屋書店」コミック担当)【URL】/ 後川永(オタク系よろずライター)【URL】/ 井口啓子(文化系ライター)【URL】/ いけさん(ブログ「いけさんフロムエル」管理人)【URL】/ 一ノ瀬謹和(ライター)/ いづき(ブログ「おとよめ」管理人)【URL】/ 稲垣高広(ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)【URL】/ 犬紳士(養蜂家)【URL】/ 犬山紙子(ライター)/ いのけん(麻雀マンガブログ管理人)【URL】/ 今村方哉(レコード会社勤務)/ 岩下朋世(相模女子大学講師)/ 卯月鮎(書評家・ゲームコラムニスト)【URL】/ 梅本ゆうこ(ブログ「マンガ食堂」管理人)【URL】/ エロ上司(「とらのあな」商品課 バイヤー)【URL】/ 大黒秀一(エンタメ系ライター)【URL】/ 太田和成(「あゆみBOOKS」五反田店 コミック担当)【URL】/ オオタシンイチ(カメラマン・編集)/ 大西祥平(漫画評論家)/ 小田真琴(女子マンガ研究家)【URL】/ かーず(「かーずSP」管理人)【URL】/ ガイガン山崎(暴力系エンタメ専門ライター)【URL】/ kaito2198(海外翻訳者)【URL】/ かとうちあき(「野宿野郎」編集長(仮))【URL】/ 紙屋高雪(ブログ「紙屋研究所」管理人)【URL】/ 加山竜司(フリーライター)【URL】/ 川原和子(マンガエッセイスト)【URL】/ 紀伊國屋書店新宿本店(新宿区書店)【URL】/ 稀見理都(エロマンガ史研究家)【URL】/ Captain Y(アメコミブロガー)【URL】/ きんどう zon(電子書籍まとめサイト管理人)【URL】/ 久芳俊夫(「MANGART BEAMS T」ディレクター)【URL】/ 倉持佳代子(京都国際マンガミュージアム研究員)【URL】/ 黒鈴(電子書店スタッフ)/ 黒谷貴清(フリー編集者)/ KT.(マンガと装丁の紹介ブログ「良いコミック」管理人)【URL】/ 劇画狼(漫画始末人/「おおかみ書房」代表)【URL】/ 小林聖(フリーライター)/ 小林美姫(フリーエディター/ライター)【URL】/ 小山まゆ子(フリーランス編集/ライター)/ ゴロー(AV男優)【URL】/ 塞神雹夜(悪魔祓師)/ 境真良(国際大学GLOCOM客員研究員・経済産業省国際戦略情報分析官(情報産業))【URL】/ ササナミ(ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)【URL】/ さすらい(ブログ「(怒りの以下略)」管理人)【URL】/ 侍功夫(映画評誌「Bootleg」代表/映画ライター)【URL】/ 澤水月(報道勤務/ライター/mixi平山夢明コミュニティ管理人)【URL】/ 四海鏡(石ノ森ファン)【URL】/ 東雲騎人(イラストレーター)/ 芝原克也(日本出版販売 コミックチームチーフ)【URL】/ じゃまおくん(「BLACK徒然草」管理人)【URL】/ 白峰彩子(書誌屋)【URL】/ 杉村啓(料理マンガ研究家)【URL】/ 杉山陽一(「COMIC ZIN」秋葉原店 コミックバイヤー)【URL】/ すけきょう(ブログ「ポトチャリコミック」管理人)【URL】/ soorce(オヤジ漫画系ブロガー)【URL】/ 滝川レイ(フリーカメラマン)/ 竹下典宏(「まんだらけ」コンプレックス 店長)【URL】/ 多根清史(ライター)/ 種村理沙(「KYTIMKYM」管理人)【URL】/ たまごまご(ライター)【URL】/ ちょうあゆ(編集)【URL】/ 塚本浩司(「COMIC ZIN」商業誌部門責任者)【URL1】【URL2】【URL3】/ ツクイヨシヒサ(漫画評論家)【URL】/ 辻 真先(アニメ脚本家・ミステリ作家)【URL】/ てれびのスキマ(ライター)【URL】/ トシ(書店員)/ トロピカルあいこ(ライター)/ 永田希(書評家/マンガサロン「トリガー」店長)【URL】/ 名久井直子(ブックデザイナー)【URL】/ ナデガタ(漫画感想ブログ管理人)【URL】/ なみかわみさき(作家)【URL】【URL】/ 奈良崎コロスケ(博奕・マンガ・映画の3本立てライター)【URL】/ 野田謙介(マンガ研究者・翻訳者)/ 野中モモ(ライター)/ 八戸(4コマレビューブログ「素晴らしい日々」管理人)【URL】/ happysad(「マンガ一巻読破」管理人)【URL】/ 浜波孝至(「BOOKSなかだ」魚津店 営業担当)【URL】/ 早川博志(「恭文堂」コミッククラフト店)【URL】/ 廣澤吉泰(ミステリコミック研究家)/ V林田(咲-Saki-ファン)【URL】/ 福丸泰幸(「喜久屋書店」漫画館京都店 店長)【URL】/ 藤谷千明(フリーライター)【URL】/ 富士見大(編集・ライター)/ ふな(ブログ「はてなで語る」管理人)【URL】/ 冬蜂(風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部)【URL】/ フラン(ブログ「フラン☆Skin」管理人)【URL】/ 穂高茉莉(楽器店店員)/ マキタマキナ((成年)漫画愛好家)【URL】/ マクガイヤー(ブログ「冒険野郎マクガイヤー」管理人/ニコ生主)【URL】/ 漫画トロピーク(謎の社会人漫画サークル)【URL】/ 水野(「有隣堂」コミック王国 主任)【URL】/ 南信長(漫画解説者)/ 宮川元良(「恵文社」バンビオ店 店長)【URL】/ 宮本直毅(ライター)【URL】/ 宮脇書店本店(コミック担当)【URL】/ もみちゃん(インターネットカフェ コミック担当)/ 森田真功(ライター/ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)【URL】/ 八尾美映子(「三省堂書店」神保町本店 コミック担当)【URL】/ 山内康裕(「マンガナイト」代表)【URL】/ 山口貴士(弁護士)【URL】/ 山田幸彦(ライター)【URL】/ 山脇麻生(ライター&編集者)【URL】/ 吉田アミ(文筆家/音楽家)【URL】/ 吉村和真(京都精華大学 国際マンガ研究センター センター長)【URL】/ 吉村ルミ(「芳林堂書店」高田馬場店)/ よるのひるね 門田克彦(出版・古本カフェ的店舗)【URL】/ りる(感想系ブログ「空夢ノート+」管理人)【URL】/ raven(ディレッタント)【URL】/ ロマン優光(ミュージシャン/ライター)【URL】/ 渡辺淳之介【JxSxK】(アイドルプロデューサー)/ 渡辺水央(ライター)/ 和智永妙(ライターたまに編集) ほか


⇒⇒⇒ランキング「オトコ編」も要チェック!!


単行本情報

  • 『怪奇まんが道』 Amazonで購入
  • 『町田くんの世界』第2巻 Amazonで購入
  • 『ヤコとポコ』第2巻 Amazonで購入
  • 『フラウ・ファウスト』第2巻 Amazonで購入
  • 『恋わずらいのエリー』 Amazonで購入
  • 『星上くんはどうかしている』… Amazonで購入
  • 『群青にサイレン』第1巻 Amazonで購入
  • 『Kanon Texte / Opening』 Amazonで購入
  • 『高嶺と花』第3巻 Amazonで購入
  • 『社畜人ヤブー』 Amazonで購入
  • 『緑の罪代』 Amazonで購入

関連するオススメ記事!

アクセスランキング

3月の「このマンガがすごい!」WEBランキング