第4位（78ポイント）

『フラウ・ファウスト』　ヤマザキコレ

『フラウ・ファウスト』
ヤマザキコレ　講談社

メフィストフェレスとの「ゲーム」によって女性の肉体となったファウスト博士は「ヨハンナ・ファウスト」を名乗り旅に出る。

2015年1月の「このマンガがすごい！」ランキングオンナ編で第2位にランクインした第1巻に引き続いての1年ぶりのランクイン。
主人公・ヨハンナの過去が少し判明したり、いっぽうで新しい謎が浮上したりと、読者の目を引く展開がまだまだ続きます。

オススメボイス！

■同じ作者の『魔法使いの嫁』と比べると地味という声も聞こえますが、小生はこっちの方が好きです。とはいえこの本（第2巻）だけで楽しめるかというと、ちょっと……。やっぱり第1巻から読んで追いついていただきたいところ。しかし年1巻はキツいっす（涙）（富士見大／編集者）
■世界観が好きなので（境真良／国際大学GLOCOM客員研究員）

「日刊マンガガイド」での第1巻ご紹介は、コチラ！

第5位（76ポイント）

『恋わずらいのエリー』　藤もも

『恋わずらいのエリー』
藤もも　講談社

地味で目立たない女子高生・市村恵莉子の唯一の楽しみは“恋わずらいのエリー”として憧れの男子生徒・オミくんこと近江章をオカズに日々の妄想をつぶやくことだった。しかし、オミくんにはウラの顔があって……。

妄想全開の“変態系”女子が表向きはさわやかイケメン男子の秘密を知ると同時に自分の“秘密”を知られてしまう、というスタートから、どう恋愛に発展していくのか目が離せません。

オススメボイス！

■甘々な格差ラブを描いたコメディ。ヒーローの近江くんの承認力の強さにメロメロです（いづき／ブログ「おとよめ」管理人）
■クラスのイケメンを使った妄想をSNSにたれ流すことが趣味のエリー。イケメンにアカウントがバレてしまうが2人の距離は急接近。慌てるエリーとドSイケメンのキュン台詞に悶死しそうです（太田和成／あゆみBOOKS五反田店コミック担当）

第6位（50ポイント）

『星上くんはどうかしている』　アサダニッキ

『星上くんはどうかしている』
アサダニッキ　講談社

星上兄弟は似てない双子。ぼっちの兄・望と、学校の人気者の弟・求という正反対な2人と親しくなる三毛野いさりは夏休み最後の日、望に好きだと伝えてしまう。

八方美人系女子と、似てない双子の奇妙な三角関係。少女マンガのお約束・胸キュンシチュエーションも満載で、安定の人気を誇っています。

オススメボイス！

■恋愛マンガとしてのギアがカキッカキッと上がってまいりました。三角関係から四角関係へ、そして謎の転校生はどう物語に絡んでくるのか!?　早く続きが読みて～～！（冬蜂／風俗情報サイト「フーゾクDX」制作部）
■望に好きだと伝えたいさり。恋する女の子はかわいい！　いさりの恋を応援したいと思いつつも、双子の弟・求もいいキャラしているので、求のいさりへの想いも報われるといいなあ、なんて思います（穂高茉莉／楽器店店員）

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ！！

第6位（50ポイント）

『群青にサイレン』　桃栗みかん

『群青にサイレン』
桃栗みかん　集英社

小学校時代にイトコの空のせいで野球をやめたことがある高校1年・吉沢修二は、高校の入学式で空と再会する。
身長157センチ、きゃしゃな身体の空を見て「今なら勝てる」と思った修二は、玄石高校野球部に入部した。

「週刊少年ジャンプ」をはじめ少年誌、青年男性誌での活躍が目立つ作者が15年ぶりに放つ少女マンガ。
その話題性はもちろん、野球をテーマに選んだことも大きな注目の的となりました。

オススメボイス！

■桃栗みかん先生の15年ぶりの女性向け作品。野球という題材も意外ながら、キャラをはじめその中身もいろいろとひねられており、全然話題負けしていないです（いづき／ブログ「おとよめ」管理人）
■友人であり、ライバルであり、思春期の男の子の細やかな心理描写と美麗なイラストを堪能させていただきました。まだ始まったばかりなので、今後2人が互いにどう影響を与えていくのか楽しみです（滝川レイ／フリーカメラマン）