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【2016年1月の「このマンガがすごい!」ランキング オンナ編】『ブラック・ジャック創作秘話』原作者の新作は、怪奇漫画家マンガ!? オンナ編第1位は……

2015/12/21


注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに決定される、毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキングは……。

オンナ編第1位は、漫画家マンガブームのなかでも、異彩を放つ怪奇漫画家マンガ『怪奇まんが道』。名だたるホラー作家の“まんが道”にスポットを当て、描ききった作者のセンスと努力にあっぱれです!
そのほかのランクイン作品は記事でチェック! さすがは年末! 今年を象徴する“すごい!”マンガが多数ランクインしていますよっ。

(2015年11月1日~11月30日発売作品を集計)


⇒⇒⇒ランキング「オトコ編」も要チェック!!


第1位(158ポイント)

『怪奇まんが道』 宮崎克(作) あだちつよし(画)

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『怪奇まんが道』
宮崎克(作) あだちつよし(画) ホーム社

古賀新一、日野日出志、伊藤潤二、犬木加奈子という4人のホラーマンガマイスターの生い立ちから青春期、そして漫画家としての成功や挫折まで描く。

いずれも当時の子どもたちに一生モノのトラウマを植えつけた、ある意味強烈な記憶に残る漫画家たち。
なぜかこれまで語られることのなかったジャンルの“まんが道”で、著者の綿密な取材力とマンガとしての完成度の高さが、非常に大きな評価を得ています。

オススメボイス!

■古賀新一や伊藤潤二ら日本を代表するホラー作家のサクセスストーリー。時代なのか、最近はホラーらしいホラーを見る機会が減ってしまった気がしますが、かつては少年誌でも当然のようにあるジャンルでした。できれば大御所の楳図先生などの話も読んでみたいです(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■怪奇漫画家のインタビューをコミカライズしたもの。1話完結。古賀新一先生の手塚治虫への想い。日野日出志先生のペンネームへのこだわり。犬木加奈子先生の意外な近況など、はじめて知ることが多くておもしろかったです(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
■あんなマンガ描く人だし、さぞ変人でトラッシュな人生を歩んでたんだろうな~と思いきや、御本家顔負けの情熱をもって苦悩しながらも己のまんが道を切り開いたホラーの巨匠たちの物語にジ~ン。2巻も楽しみ!(井口啓子/文化系ライター)
■怪奇漫画家の創作秘話を、マンガの形式で読める悦楽。作品の模写が随所に挿入されて効果をあげている。伝記的な描写と作品の模写との相乗効果で独特の迫力がみなぎって、ある種の戦慄すらおぼえた(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
■古賀新一、日野日出志、伊藤潤二、犬木加奈子、怪奇漫画家を代表する作家達の創作秘話をひもといたまんが道。個人的には藤子不二雄『魔太郎がくる』つのだじろう『恐怖新聞』と入れ替わるように少年チャンピオンにて連載がはじまった『エコエコアザラク』と読みきり作品「妖虫」、そして「地獄小僧」「蔵六の奇病」に幼少期に植え付けられたトラウマがあり、フラッシュバックが起きた。まだまだ取り上げていただきたい怪奇漫画家は多数。シリーズ続編を期待(今村 方哉/レコード会社勤務)
■世代の違う漫画家がインスピレーションを与えあって、ふくらませて、わらしべ長者のごとく次の世代へつなぐ様子が心地よい(侍功夫/映画評誌「Bootleg」代表/映画ライター)
■怪奇漫画家たちの創作秘話、全員すばらしい! 特に日野日出志先生の怪奇と叙情がブラッドベリからと知らず出自の話など想像以上に濃くて……手塚先生に描かれていた件は気づいていたがまさか裏でそんな事態が! 若い読者はぜひ、特に日野先生の「地獄変」と「蔵六の奇病」はマストで読んでほしい、本書の重要なキーでもあるので……もう続刊期待! つのだじろう、諸星大二郎、高階良子、高港基資、高橋葉介、山本まゆり、御茶漬海苔、中山昌亮、じつは怪奇出自の魔夜峰央……各先生でっ(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!


第2位(134ポイント)

『町田くんの世界』 安藤ゆき

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『町田くんの世界』
安藤ゆき 集英社

学力は中の下、運動能力は可も不可もない、一見得意なことが何もない普通のメガネ男子の町田くん。
アナログ人間で不器用だけど物静かな町田くんは、なぜかまわりからは愛されていて……。

第1巻が2016年9月の「このマンガがすごい!」ランキングオンナ編第1位、『に輝いた作品の続刊がまたもやランクイン! 偉大なるフツメン・町田くんの魅力に読者もハマりつつあるようです。

オススメボイス!

■待望の2巻。ナチュラルボーンな町田くんの人間たらしっぷりがさらにパワーアップ、だけでなく町田君に関わる人たちの素敵さ・愛おしさもパワーアップ。誰もがよい人で、読んでいて多幸感あふれます。ううう(かとうちあき/「野宿野郎」編集長(仮))
■2巻でこんなに恋愛感が出てくるとは。恋する猪原さんがめちゃくちゃかわいいです(いづき/ブログ「おとよめ」管理人)
■全作品、心がほっこりキュンキュンすること間違いなし!! 男性の方で少女マンガを読んでみようかな?と考えている方はぜひこの作品からどうぞ!!(旭屋書店なんばCITY店 平田/旭屋書店なんばCITY店 コミック担当)
■無条件に相手を思いやる町田くん、サイコーです。表裏なく、相手の幸せを願う町田くんに人気が出るのは当然と言えましょう(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
■2巻も絶好調な町田くん。ナチュラル人たらしな町田くんに今回もやられました(八尾美映子/三省堂書店神保町本店コミック担当)


第3位(82ポイント)

『ヤコとポコ』 水沢悦子

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『ヤコとポコ』
水沢悦子 秋田書店

少し不器用な少女漫画家・ヤコと、アシスタントのネコ型ロボット・ポコが送る、なんでもないけれど大切な優しい日々を描く。

第1巻が2014年7月の「このマンガがすごい!」ランキングオンナ編の第2位となって以来、待望の第2巻が堂々のランクイン。牧歌的な水沢的いやしワールドの健在ぶりに歓喜!

オススメボイス!

■ケータイもネットもない世界でロボットたちと暮らす不思議な近未来感があたらしくて懐かしい。心にやさしく刺さるマンガです。こんなロボット1体欲しいなあ(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
■『花のズボラ飯』3巻、『ヤコとポコ』2巻と水沢先生の新刊を2冊も同時に読めて幸せです。ポコに癒されます(穂高茉莉/楽器店店員)

「ロングレビュー」でのご紹介は、コチラ!

「著者インタビュー」第1弾は、コチラ!

「著者インタビュー」第2弾は、コチラ!


単行本情報

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