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『ぼくの輪廻』(嶋木あこ)ロングレビュー! DT漫画家を襲う巨大な乳! 『ぴんとこな』著者が生みだした少女マンガ界の衝撃作!!

2016/10/26


漫画家とアシスタントという立場を利用(悪用?)して、もっとおっぱいに近づこうと試みる篤朗は、「巨乳を描く極意をつかむため」(ってなんだよ)とか自分に言い訳しつつ、おっぱいへの欲望を膨らませていく。

篤朗の手が、もうちょっとで巨乳に触れる……! という、緊迫のシーン。読んでいると、無駄に手に汗握ってしまう……。

篤朗の手が、もうちょっとで巨乳に触れる……! という、緊迫のシーン。読んでいると、無駄に手に汗握ってしまう……。

しかし、篤朗の願いは親友・アキラの登場によって崩れ去る……。
ゲイのアキラは、じつは篤朗に思いを寄せているため、篤朗と巨乳が近づくのを阻止しようとするのだ。

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童貞と巨乳とゲイ! この設定だけでもうお腹いっぱいなのであるが、じつはこの3人、前世でも因縁を持つ仲。
花撫もアキラも篤朗を狙っているのだが、それを知らないのは篤朗だけ。
ついでに前世の記憶がないのも篤朗だけ。

輪廻転生してなお渦巻くおっぱいへの欲望……。
篤朗は現世でこそ、時を駆けちゃった童貞を卒業できるのか?

 
前世の回想シーンでは、なぜか男の裸も多数登場。バラの花、水しぶき、そしてカエル(!)といろんなもので局部が隠されている。

前世の回想シーンでは、なぜか男の裸も多数登場。バラの花、水しぶき、そしてカエル(!)といろんなもので局部が隠されている。

感想を一言でいうなら、「どんな顔して読んだらいいのかわからん」に尽きる。
そこにあるのは、未体験の困惑と、圧倒的な画力で描かれたおっぱいと、カエルとか水しぶきとかで局所が隠された男体と、少女マンガの夜明け……かも?

少女マンガのパンドラの箱を開けそうな勢いの『僕の輪廻』、期待値をマックスに上げて読むべし!



<文・片山幸子>
編集者。福岡県生まれ。マンガは、読むのも、記事を書くのも、とっても楽しいです。

 

単行本情報

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