驚きの新刊&復刊!
ビッグコミック史上初のエロ劇画、ケン月影(御年72歳!)の新刊。『ケン月影劇場』降臨(今村方哉/レコード会社勤務)
『妖怪ウォッチ』がブレイクしている昨今、再刊されている押切蓮介『でろでろ』は、「妖怪ギャグ」の元祖なので7歳の娘に与えたら怖がるか、おもしろがるかどちらかと思っていたが、完全にハマった。このマンガのパワーを再認識した。(紙屋高雪/ブログ「紙屋研究所」管理人)
『ドカコック』が一迅社から文庫で7月に発売。このニュースは破壊力ありました。(竹下典宏/「まんだらけ」コンプレックス 店長)
多彩なマンガ関係イベント!
明治大学米沢嘉博記念図書館の「『昭和元禄 落語心中』と雲田はるこ」展がすごかったのでした。たくさんの原画はもちろんどれもすばらしいのですが、ぜひご覧いただきたかったのが雲田先生が作画する様子を収めたVTR。手描きの下絵をスキャンしてPCに取り込み、デジタルで仕上げるそのテクニックが鮮やかすぎて! デジタルを経由することで、よりアナログになる雲田マジック! あの独特のやわらかいタッチはこうして生み出されていくのかと、口を半開きにして眺めてしまいました。(小田真琴/女子マンガ研究家)
6月28日・29日に、京都で日本マンガ学会第14回大会が開催。シンポジウム「マンガと震災」では、漫画家やマンガ関係者による貴重な発言があいつぎ、改めて「マンガの力」を実感させられました。その記録は来年3月末刊行の「マンガ研究」21号に掲載されますので、要注目です!(吉村和真/京都精華大学 マンガ学部 教授)
6月13日に行われたトークイベント「20歳のときに知っておきたかった雄っぱいのこと」(出演:二村ヒトシ、金田淳子、岡田育)は、ボーイズラブという切り口と現実の身体の快楽をリンクさせる、刺激的なトークイベントの2回目。今回のテーマは「乳首」でした。(白峰彩子/書誌屋)
注目のWEBマンガ
「週刊少年チャンピオン」誌上で打ち切りにあった『バーサスアース』の続編を、一智和智先生が自身のpixivで公開していて、それがめちゃくちゃおもしろい。『バーサスアース』を読んでいてこれに気がついていない人がいたら、本当にもったいない。もっと知られてほしい!(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人 兼 書店員)
田中圭一先生がエロを封印してグルメ&ゲスト対談を描くWebマンガ「田中圭一のペンと箸 -漫画家の好物-」、第2話に(よりにもよって)巨匠・手塚治虫の愛娘るみ子さんが登場! かつて『神罰』単行本オビ文に寄せられた「ライオンキングは許せても田中圭一は許せません!」というユーモアあふれるコメントをふまえながら読むと、たいへん味わい深い内容になってます。(宮本直毅/ライター)
海外に目を向けると……
自社(KADOKAWA)のコンテンツを用いて、マンガ、声優などの学校を海外各国に開設する教育事業「KADOKAWA International Edutainment」は、最初の拠点として台湾を選びました。中国語では「角川国際動漫教育」と呼ばれるこの会社は、年内にもさっそくシンガポールに第2の拠点を構え、3年間に10国に10校を開設する予定です。統合後のKADOKAWAの持っている膨大なソフトパワーを用いて、直接にアジア各国に展開する野望は、まさに黒船襲来といえるでしょう(kaito2198/海外翻訳者、富野由悠季研究家)
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