話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!
今回紹介するのは『このマンガがすごい! comics
バック・トゥ・ザ・フューチャー アントールド・テイルズ』
『このマンガがすごい! comics バック・トゥ・ザ・フューチャー アントールド・テイルズ』
ボブ・ゲイル(監) ブレント・シュノーヴァー(画) 宝島社 ¥1,850+税
(2017年2月8日発売)
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を執り、ロバート・ゼメキスがメガホンをふるい、マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドの名コンビが時を超えたドタバタ劇を繰り広げる!
ご存じ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが、フルカラーコミックになって帰ってきた。
新人作家によるリメイクではなく、3部作の脚本をすべて手掛けたボブ・ゲイルの監修による、いわば“正史”。「Untold Tales」(語られざる事件)と銘打たれているとおり、3部作のストーリーを補完するエピソードがラインナップされている。
オープニングを飾るのは「マーティとドクが出会った日」。舞台となるのは1982年の10月2日だ。
とあるきっかけで「町の異常者」として有名なドクの家を訪れた14歳のマーティ。もちろん、トリッキーなドクの屋敷で、両者がすんなりと顔を合わせることはなかった。
そんな運命の出会いを皮切りに、ドクのエピソードが続く。
第二次世界大戦のさなか、まだカリフォルニア工科大学で研究を続けていたヤングドク。さらにはファンの間で長年大きな謎として残っていた「1962年にドクの家がなぜ全焼したのか?」、その理由もついに判明する。