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『だけど温田さんはひとりでデキない』 第2巻 町田すみ 【日刊マンガガイド】

2016/11/03


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『だけど温田さんはひとりでデキない』


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『だけど温田さんはひとりでデキない』第2巻
町田すみ 芳文社 ¥619+税


札幌に出てきたばかりの新入社員・温田さん。なんでもできる、おひとり様を目指している。

ところが彼女、びっくりするほど何もできなかった。
料理ができない、書類がまとめられない、道に迷う。

まあ、そのくらいはわかる。

切符を買えない、カーテンをつけられない、スカートのめくれに気づかない。
なんで今まで生きてこられたのか不思議になる。
いちおう仕事はできているのだが……。

超箱入り娘だった彼女、あらゆる方面において、経験がまったく足りてない。
コンビニでの買い物や、食堂での注文などを、したことがないのだ。
ただし彼女は、ものすごい自信とポジティブなので、挫折をいっさいしない。

ひとりでいるのが好きな、会社の先輩・富崎くん。
たまたま温田さんに手を貸したばっかりにすっかり懐かれて、なんとなく教育係に。
彼自身は、親みたいな立ち回りをしないといけないことを、心底いやがっている。
生真面目な性格の彼は、おっちょこちょいな様子を見ていられず、ついつい彼女に手取り足取り教えてしまう。 富崎くんに助けられ、子犬のように懐いていた彼女。第2巻ではそれが恋であることに気づく。

彼女は「できない」んじゃなくて「やってみている最中」だ。
経験していけば、どんどん吸収する。人とはタイミングが違うだけだ。
マイペースにせいいっぱい頑張って、成長している彼女。いつも笑顔なので、キュンとくる。
尾を振る犬は打たれぬ、できないからと言って腹を立てる人は、たぶんいない。

温田さんが富崎くんに告白するシーンは、彼女ならではの、まっすぐすぎるシチュエーションなので、ぜひ読んでみてほしい。
会社のみんなが2人をひやかしたくなるのがよくわかる、ニヤニヤものの一場面だ。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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