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4月6日は「しろの日」 『姫路城リビングデッド』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/04/06


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

4月6日はしろの日。本日読むべきマンガは……。


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『姫路城リビングデッド』第1巻
漆原玖 新潮社 ¥560+税


4月6日はしろの日。4(し)6(ろ)=城である。

兵庫県姫路市が、姫路城を中心とした市の復興のために制定したものだ。
今や日本初の世界文化遺産となった姫路城は、築後400年以上たってもなお美しい。
また美しいだけでなく、様々なエピソードを秘めた魅力的な城なのだ。

そして今日ご紹介するのは、そんな姫路城を舞台にした『姫路城リビングデッド』。
タイトルからして、城好きにはなんとも心惹かれる作品である。

時は、戦国時代が終結した17世紀初頭。
徳川による秩序の世となったはずの播磨国にたつ、堅牢な城・姫路城。
それをどうにもほしがる輩がいた。
織田信長、武田信玄、上杉謙信……名だたる戦国武将たちだ。
ただし彼らは、みな過去の戦ですでに命を落としている――。

一方姫路城には、今日も城のすばらしさを堪能している青年がいた。
七尾虎次、生粋の城オタクである。
姫路城を愛して止まない七尾だが、この城にある日突然化け物たちが現れたからさあたいへん。
七尾と、姫路城に集った者たちが姫路城のために立ちあがる――!

裏表紙の紹介にもあるが、端的にいうと「姫路城vsゾンビ」。
そうそうたる顔ぶれの戦国武将たちが、山ほどのゾンビを率いてやってくるとなっては、生はんかな戦略も通じない。
むろん、ストーリーは壮絶なる展開で進んでいく。

だがこのマンガの魅力はそれだけではない!! じつは、そこここにちりばめられた姫路城に関するウンチクが最大のポイントなのだ!
カバーを外すと表紙にも姫路城豆知識マンガがあったりと、隅々まで楽しめる仕掛けになっている。
姫路城だけでなく、すべての城好きに捧げたい1冊だ。

もし城好きでないあなたも、今日の記念日をきっかけに、ぜひ魅惑の世界に足を踏み入れていただければと思う。



<文・山王さくらこ>
ゲームシナリオなど女性向けのライティングやってます。思考回路は基本的に乙女系&スピ系。 相方と情報発信ブログ始めました。主にクラシックやバレエ担当。
ブログ「この青はきみの青」

単行本情報

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