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【1月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】『寄生獣』の岩明均×『秋津』の室井大資が手がける、戦国時代絵巻が、オトコ編第1位!?

2016/12/20


業界注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに、決定される毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキングは……。

今月のオトコ編第1位は、岩明均×室井大資が贈る戦国絵巻『レイリ』。『寄生獣』×『秋津』……って、どんな歴史物になるのか!? 
さっそく記事をチェック!

(2016年11月1日~11月30日発売作品を集計)


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第1位(204ポイント)

『レイリ』 岩明均(作)室井大資(画)

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『レイリ』
岩明均(作)室井大資(画) 秋田書店

天正7(1579)年、甲斐国――4年前に起きた「長篠の戦い」の敗戦後、天下統一を目ざす新興勢力・織田家に対し衰退の一途をたどる武田家。その家臣団の末端にいる少女・レイリの数奇な運命を描く。

SFから古代史まで多才な活躍を見せる岩明渾身の原作をシュールギャグを得意としてきた鬼才が腕を振るう。いったいどんなマンガになるのか? 期待しか感じられない本格戦国時代劇の登場に喝采殺到です!

オススメボイス!

■長篠の戦いの後の武田家を舞台に、死にたがりの少女・レイリを描く歴史物語。1巻では少女の陰惨な過去を描き、2巻で物語が動き出す。2巻同時発売も納得のパワーがあります(山本浩平/まんだらけうめだ店コミックスタッフ)
■まさかこのタイミングで年間ベストものの作品が登場するとは。意外に思われたこの組みあわせも、個性と個性ががっちり組みあわさって、圧倒的なオリジナリティを発揮している(印象としては岩明作品の新たな魅力を室井先生が引き出している感じ)。風の噂によると原作はすでに完成しているようなので、あとはコンスタントに続刊が読めることを祈るばかりである。3巻が待ち遠しい(小田真琴/女子マンガ研究家)
■家族を惨殺され、死に取り憑かれてしまった少女の姿には、現代に通じる病理や狂気が透けて見える。戦国時代を舞台に長大なドラマが紡がれていくことを予感させるが、現段階では(まだ)未成熟な人間の自我や内面という身近さのなかに物語そのものの奥行きが生まれているのである。今後、少女の運命に、いかなる激動がもたらされるのか。そして、広い意味での歴史に関与しうるような展開が描かれるのか。猛烈に興味を引かれる出だしだ(森田真巧/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)
■『寄生獣』岩明均氏と『レイリ』室井大資氏の奇跡的なコラボ。互いを高めあう、いちご大福な味わい。主人公があまりかわいくない(理由がある)美少女ってのがすばらしい(すけきょう/ブログ「ポトチャリコミック」管理人)
■落ち武者狩りで家族を殺された少女のお物語。身体的には強くなっても、生に執着のないところが危うい感じがしますが、新たな場所に来て、死ぬこと以外の目的が見つけられそうな気がして先が楽しみです(アキミ/「ボーイズラブを読む!」管理人)
■長篠の戦い直後、落ち武者に家族を惨殺された少女が主人公。少女の暗い目が、どのように世界を見ているのか、その発想に度肝を抜かれる。ちょっとした仕草や生活芝居、ふとした所作から伝わる感情の流れに目を奪われる。1・2巻同時発売だが、2冊同時に購入して一気に読むべし(加山竜司/フリーライター)
■雑誌で細切れに読んだときにはそれほどと思わなかったのだが(失礼)、単行本で通して読むと傑作と確信した。岩明さんの原作と室井さんの絵がぴったりマッチ。シリアスな話のなかのギャグセンスも秀逸(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
■ひとコマひとコマの人物の切り取り方や表情の描き方に視線を誘われ、そのまま作品世界にのめりこんでいける。まだまだ物語の取っかかりという感じだが、はっきり「おもしろい!」と思えるし、今後ますますおもしろくなる気配を感じる。主人公レイリの“最後には殺されたい”という心理が物語の核心とどうかかわっていくのか、その心理がどう動いていくのか、非常に楽しみだ(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)


第2位(144ポイント)

『BOX ~箱の中に何かいる~』 諸星大二郎

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『BOX ~箱の中に何かいる~』
諸星大二郎 講談社

ある日、高校2年生の光二のもとに差出人不明の小包が届いた。なかみは複雑な組木で構成される「箱根細工」の箱と「入場券」と書かれた紙片だった。
箱と入場券に導かれるようにしてたどり着いたのは、奇妙な四角い建造物だった。無機質な館に集められたのは7人。そこに興味本位で来たというた謎の美女・キョウコが加わって……。

怪奇幻想マンガの巨匠の今回のテーマは、閉鎖空間で展開するサバイバルホラー。第1巻の時点ではゲームの主催者も、その目的さえも見当がつかず……次巻が気になります!

オススメボイス!

■差出人不明の招待状に導かれて謎の箱形の館に誘われた7人と謎の女性。諸星らしくもあり……いや、これまでと明らかにテイストが違う。映画『CUBE』や福本伸行の『ゼロ』も想起させられるシチュエーション型のホラー。しかしこれがおもしろいのなんのって。先生になにがあったのでしょうか。続きが気になる?(今村方哉/レコード会社勤務)
■奇妙な箱やパズルを送りつけられた人々が閉塞状況に追いこまれ……。不安定な線で描かれる不穏な諸星ワールド全開! 一見ほのぼのしてるのにいきなりグロテスクな描写が差しこまれ民俗学知識も活きる。それにしても諸星先生がパズルを自作するほどお好きとは驚き。超続きが気になる(澤水月/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
■怪奇? 民俗学的要素もありつつ、映画『CUBE』を彷彿させる新境地? なシチュエーションホラーSF。理数系要素がどう絡んでくるのか、物語がどんな方向に転がっていくのか楽しみです(井口啓子/文化系ライター)
■ベテラン諸星大二郎の最新作。迷路からの脱出を目指すストーリーですけど、諸星大二郎が描く迷路がただの迷路のはずがありません。奇想天外な仕掛けの数々に不気味な生物と、不思議なものに興味がある人には一度見てほしいですね(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■諸星大二郎久々の新作は、なんと『SAW』や『CUBE』のようなデスゲームもの。『カイジ』や『バトル・ロワイアル』になるわけもなく、どことなく呑気な感じがするのが御大らしい(マクガイヤー/ブログ「冒険野郎マクガイヤー」管理人/ニコ生主)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!


第3位(138ポイント)

『空挺ドラゴンズ』 桑原太矩

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『空挺ドラゴンズ』
桑原太矩 講談社


空飛ぶドラゴンを追って世界じゅうを西へ東へ。巨額の賞金を得るだけでなく、その肉も食べることができるという死ととなりあわせのドラゴン狩りに魅せられた男たちの駆る捕龍船「クィン・ザザ号」の大冒険を描く。

ファンタジー&グルメという現在のマンガ界のトレンドにのって始まった新作。ドラゴンを食べるとはいったい!?

オススメボイス!

■龍、おいしそう! 空を翔け、龍を狩る物語。ファンタジーなのに、空飛んでるのに、地に足がしっかり着いてるというか、登場人物それぞれの生活感が作品中からにじみ出てておもしろい。続刊楽しみ(杉山陽一/COMIC ZIN 秋葉原店 コミックバイヤー)
■龍を狩って生計を立てている捕龍船がいる、というファンタジー世界が舞台。実際にいない龍を食べるというマンガですが、おいしそうに見える不思議。キャラは多いけど、みんな生き生きとしていて魅力的で「もっと読みたい!」と思いました(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■捕鯨船風の捕龍船で空を飛び、ドラゴンを捕まえて、食べる! ハイファンタジーでありながら、その生活ディテールの懲り方にウットリ(加山竜司/フリーライター)
■ここで描かれる“龍を捕獲する仕事”は、現実世界の“捕鯨”のイメージを帯びていて、そこに妙味を感じた。龍の捕獲、解体、売買、調理などの様子がこまやかに描写されていて目を引かれる(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
■希少な龍を求めて飛行船で旅をする……龍の肉をおいしく食べる今までなかった食コミックだと思います。次巻が気になります(宮脇書店本店/コミック担当)
■世界観、ストーリー、絵柄ともにツボ。「飛空艇でドラゴンを追って、捕まえて、食べる。」もうこの一文だけで読むしかない(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)
ビームコミック好きにぜひ読んでいただきたい作品です(平田/旭屋書店なんばCITY店 コミック担当)

単行本情報

  • 『レイリ』 第1巻 Amazonで購入
  • 『BOX ~箱の中に何かいる~』… Amazonで購入
  • 『空挺ドラゴンズ』 第1巻 Amazonで購入
  • 『波よ聞いてくれ』 第3巻 Amazonで購入
  • 『めしにしましょう』 第1巻 Amazonで購入
  • 『悪魔のメムメムちゃん』 第1巻 Amazonで購入
  • 『六道の悪女たち』 第1巻 Amazonで購入
  • 『結んで放して』 Amazonで購入
  • 『ベアゲルター』 第3巻 Amazonで購入
  • 『げんしけん』 二代目』 第21巻 Amazonで購入
  • 『憂国のモリアーティ』 第1巻 Amazonで購入

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