集英社文庫『キャプテン翼』第17巻
高橋陽一 集英社 ¥637
サッカーW杯ブラジル大会が絶賛開催中の今日このごろ。
28年前の今日6月22日は、メキシコ大会の準々決勝でアルゼンチンがイングランドを2-1で破った日だ。サッカーファンのあいだでは、ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)による「神の手」ゴールと「5人抜き」が成し遂げられた“伝説の日”として記憶されている。
サッカーマンガには、マラドーナをモデルにしたキャラクターがかならずと言っていいほど登場する。
代表的なのが、『キャプテン翼』の「アルゼンチンの至宝」ファン・ディアスだ。
アルヘンティノス・ジュニアーズ(マラドーナがプロキャリアをスタートさせたクラブ!)に所属する、天然パーマのファンタジスタは、独創性あふれるプレイで全日本ジュニアユースを翻弄(活躍は集英社文庫版17~18巻を参照)。
当時のサッカー少年たちは、「おれが天才ファン・ディアスだ!」の名ゼリフに痺れたものである。
<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでのマンガ家インタビュー(オトコ編)を担当しています。