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『ポワソン 寵姫ポンパドゥールの生涯』第2巻 こやまゆかり(作) 霜月かよ子(画) 【日刊マンガガイド】

2016/01/01


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『ポワソン 寵姫ポンパドゥールの生涯』


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『ポワソン 寵姫ポンパドゥールの生涯』第2巻
こやまゆかり(作) 霜月かよ子(画) 講談社 ¥581+税
(2015年12月7日発売)


「ポンパドゥール」というと、デパ地下に入っているパン屋か、ヘアスタイルがすぐに思い浮かぶが、その由来となっているのはフランスのルイ15世の寵姫・ポンパドゥール夫人。

名前は有名だが、彼女がどんな人生を歩んだかは知らない人が多いだろう。
この『ポワソン』は、彼女を主人公にした歴史マンガだ。

「美男王」と呼ばれ、あまたの愛人を抱えるルイ15世が君臨する18世紀フランス。
その公式の寵姫に選ばれるのはただひとり。宮廷に入ることすら許されない平民の娘ながら、王の寵姫を夢見るジャンヌ=アントワネット・ポワソン(のちのポンパドゥール夫人)は、その知力と美貌で王を射止めるべく突き進む……。

公式寵姫が暗殺され、最新の第2巻ではその座をめぐり女たちの美しくも恐ろしいバトルが勃発する。
ジャンヌはヴェルサイユ宮殿で開かれた無礼講の仮面舞踏会に勇んで乗りこむが……。

史実をドラマチックに味つけし、平民たちの期待を背負うヒロイン・ジャンヌの強さが鮮烈な本作。ブルボン朝の貴族文化の華やかさにも目を奪われる。

宮廷での女の戦いは始まったばかり。
多くの愛人を抱えながら実は愛を知らない王の心は溶かせるのか?
ライバルたちが仕掛ける罠にジャンヌははまってしまうのか?
これは愛と歴史が抱きあっていた頃のお話。



<文・卯月鮎>
書評家・ゲームコラムニスト。週刊誌や専門誌で書評、ゲーム紹介記事を手掛ける。現在は「S-Fマガジン」(早川書房)でファンタジー時評、「かつくら」でライトノベル時評を連載中。
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単行本情報

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