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3月9日は、F-1(戦闘機)の退役した日 「ホット・ミッション」を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/03/09


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

3月9日は、F-1(戦闘機)の退役した日。本日読むべきマンガは……。


SonicDeserter_s

『新谷かおるマグナムロマンシリーズ2 ソニック・デザーター』
新谷かおる KADOKAWA ¥619+税


本日3月9日は、航空自衛隊で使用されていた支援戦闘機、F-1の退役した日だ。

T-2高等練習機をベースとして三菱重工業によって製造されたF-1は、初の超音速飛行が可能な国産戦闘機として、1977年より配備された。
同時開発された国産空対艦ミサイル「ASM-1」との組みあわせは、航空機による対艦ミサイル攻撃が主とされていた就役当時において最先端の戦術に適合しており、脅威であったソ連軍へ対抗する戦力として、冷戦中の防空任務を担っている。

そんな就役当時の時代性を反映した、F-1の活躍する作品が、新谷かおるの短編集の1冊『ソニック・デザーター』に収録されている一篇「ホット・ミッション」だ。

ある晩、核弾頭を搭載した国籍不明機が、四方から日本に迫るところから、物語が始まる。
東京都が灯火管制で暗闇に包まれるなか、核弾頭を搭載されたF-1で未確認機の迎撃に向かう、航空自衛隊の佐伯二尉。
核弾頭を撃てば、敵機は確実に仕留められるものの、敵ではなく自分の放った核弾頭によって、日本は3度目の核の被害を受けることとなる。
そんなプレッシャーのなか、核を使わず、搭載されているM61バルカンによるガンファイトのみで敵を仕留めようとする佐伯二尉だが、次第に弾薬は尽きていき……というストーリーだ。

一定の世代以上には、なじみ深いF-1だけでなく、核発射の正否や、最後に読者と佐伯二尉を待ち受けるどんでん返しなど、刊行当時(1980年)の世相もたっぷりと取り入れたストーリーも見どころ満点なので、この機会にぜひ読んで、F-1の活躍を目に焼きつけていただきたい。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。
Twitter:@gakuton

単行本情報

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