第7位(68ポイント)
父の失踪、母の死を機に生きる術を失った人に見えないモノが見える娘・羽鳥チセは、人外の魔法使いであるエリアス・エインズワースに、500万ポンドで“買われて”しまう……。
『ふたりの恋愛書架』の気鋭・ヤマザキコレが描くファンタジーは、人間と人外、買った者と買われた者という、一見相容れない者同士に生まれた不思議な絆を描きます。
オススメボイス!
■過去のファンタジーを踏襲しつつもまったく新しい現代のファンタジーを描いている。キャラクターの個性も光っている(太田和成/あゆみBOOKS五反田店 コミック担当)
■新人ながらも雰囲気のある絵と彼女の謎が気になる話作り。2巻も早く読みたい!という気にさせてくれました。発売日には完売という恐ろしいペースで売り切れ!!(吉村ルミ/芳林堂書店 高田馬場店)
■人外の魔法使いと少女のお話。弟子になるか、嫁になるかが気になります(水野/有隣堂コミック王国 主任)
第8位(62ポイント)
めしばな刑事タチバナ
坂戸佐兵衛(作)旅井とり(画) 徳間書店
「週刊アサヒ芸能」という非マンガ雑誌での連載という、いくぶん不利ともいえるポジションをはねのけるどころか、本作を読むために雑誌を買う、という層まで増やした感のあるグルメマンガ。
城西署刑事課の警部・立花が同僚はもちろん情報屋・容疑者まで巻き込んで独自の“美学”にもとづいたグルメ知識を披露する展開は、知らず知らずのうちに読者の食欲を刺激!
オススメボイス!
■驚異の安定感あるおもしろさ。独自のB級グルメ論はもはや文化人類学の域にまで達しつつあるが、語り口はあくまで雑多な人々の実感のこもった肉声。その居酒屋トーク感がたまらない。どれだけ文化が均質化されようが人間はそこにフェティシズムを見い出さずにいられないんだなーと、妙な希望すら沸いてきます(井口啓子/ライター)
■ナポリタンについての薀蓄が爆発。そうそうケチャップを熱するとえもいわれぬ多幸感をもたらす、美味に変化する不思議。男はいくつになってもじつはケチャップ味が大好きなのである。もう一度あらためて(失礼)実写化してほしい。もしくはアニメ(今村方哉/レコード会社勤務)
■ナポリタンへの男のこだわりから缶ソースまで、「そこそこ、そこについて語ってほしかった!」とB級グルメ好きのツボをつく絶妙な語り口は変わらず(梅本ゆうこ/ブログ「マンガ食堂」管理人)
第9位(56ポイント)
16世紀初頭、ルネサンス発祥の地フィレンツェで、貴族の家に育ちながら画家工房への弟子入りを志願した少女アルテの物語。
女性の自立など考えられなかった時代、希望を捨てず困難に立ち向かう主人公の姿を描く。2011年デビュー(『ハンマーハンマー』※鳴海圭名義)の新人らしからぬ実力派作品として話題に。時代背景の緻密な描写も、大きく注目されたようです。
オススメボイス!
■緻密な絵と明るく髪の毛をぶっちぎって、絵画に情熱を向けるアルテはイキイキとした少女で歴史ドラマを現代的に読ませる力作(たまごまご/ライター)
■画家になるために画家工房に弟子入りをする貴族のお嬢様アルテ。ついつい応援したくなる作品です(旭屋書店なんばCITY店 平田/旭屋書店なんばCITY店 コミック担当)
第9位(56ポイント)
世界が終わると信じて1999年の夏休みを憂鬱に過ごす「ノストラ後遺症」の女子大生・村山桜は、突然現れたアパートの隣人・森に交際を申し込まれ……。
小学館「月刊IKKI」のWEBコミックサイト「WEBイキパラCOMIC」の連載作品。作者の1999年当時の体験や想いをもとに執筆。「1999年7の月」を一緒に過ごす人間を見つけた桜の“最後の10日間”が、シンプルながら温かみのある絵柄で展開します。
オススメボイス!
■ノストラダムスが予言したとおりに世界が終わると思って生きてきた女子の、かわりばえのしない生活が、世界の終わりカウントダウンに入ったときじわじわと動き出す(稲垣高広/ブログ「藤子不二雄ファンはここにいる」管理人)
■冬川智子作品の邦画青春名作映画感がすごい。しかも、ちょっと単館上映的なところ。本作も独自のテンポで進行してまんまと感動させられました(すけきょう/「ポトチャリコミック」管理人)
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今回のアンケートに協力してくださった皆様方
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