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【2015年1月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】冬休みにゆっくり読みたい11作品!!

2014/12/22


第7位 (60ポイント)

『ANGEL VOICE』 古谷野孝雄

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『ANGEL VOICE』
古谷野孝雄 秋田書店


ケンカなら千葉県最強を誇る市立蘭山高校。荒廃した市蘭サッカー部を立て直すためにスカウトされた新監督・黒木の奮闘と悪ガキたちの成長を描く。
タイトルに込められた本当の意味が、最後の最後に判明! 長く支持してきた、多くのファンの涙をしぼったようです。

オススメボイス!

「週刊少年チャンピオン」の屋台骨を支え続けた高校サッカー巨編がついに完結。第1話で描かれていた「避けられない運命」を乗り越えてとうとう辿りついた結末と、それぞれの未来。感動的でした! 完結した今、あらためてすごいマンガだったと思えます(ササナミ/ブログ「雑食商店街3373番地」管理人兼書店員)
■高校サッカー巨編完結。努力と意志の力を堂々と描き続けてきた今作は、スポーツマンガの魅力が詰まっていたと思います(ナデガタ/漫画感想ブログ管理人)
■90年代以降、サッカー・マンガの多くは、Jリーグを射程に入れ、ワールドカップを射程に入れ、と物語のスケールをアップすることのなかに登場人物の成長を描いてきた。しかし、それとは異なった角度からのアプローチで、登場人物の成長を見事に描ききった。とはいえ、作品そのものに奇をてらったところはない。むしろ、「スポ根」としては正統派だからこその感動がある。涙なくしては読むことのできない最終巻である。その涙の理由については『このマンガがすごい!WEB』内の加山竜司氏の記事や、拙ブログのレビューを参照していただきたい(森田真功/ライター、ブログ「Lエルトセヴン7 第2ステージ」管理人)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!!


第8位 (54ポイント)

『トクサツガガガ』 丹羽庭

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『トクサツガガガ』
丹羽庭 小学館


職場では女子力が高いと見られるアラサーOL・仲村さんは、じつはゴリゴリの特オタ(=特撮ヒーローオタク)。
近年はやりの「オタクあるあるマンガ」ですが、「女性の特撮ヒーローファン」という設定は、意外となかった!? 特撮ファン以外のジャンルにハマっている層から、男女問わず、共感の声が聞こえてきました。

オススメボイス!

隠れ特撮オタクOLの日常を描いた快作。ネタバレが怖くてコソコソ生きる一方で、どうしても欲しいアイテムのために危険な橋を渡ろうとする仲村さん(26)、ついつい応援したくなります(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■オタクって素敵で楽しいけど世の中を渡り歩くにはいろいろと大変。本作はそんなオタクならば誰でもうんそうだ!とうなずくエピソード満載で、特撮オタだけではなく全オタクが共感する作品(ゴロー/AV男優)

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第8位 (54ポイント)

『白馬のお嫁さん』 庄司創

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『白馬のお嫁さん』
庄司創 講談社


男が妊娠して子供が産めるという「産む男」がいる世界で、高校在学中に結婚相手を探し求める“彼ら”と、これまた嫁さがしに入学した氏家清隆が巻き起こすコミカル嫁取りドラマ。
遺伝子デザインの結果生み出された新しい人類を描くSF……と思わせて中身は学園コメディというギャップが支持されました。

オススメボイス!

■前作の短編集『三文未来の家庭訪問』(講談社)でも見せた抜群のSFセンスと巧みなストーリーテリングに破壊力あるギャグ(『ストップ!!ひばりくん!』の記憶を刺激!)が加わってまさに鬼に金棒。ジェンダー的にも示唆に富む懐の深い作品になりそうです。冒頭からして性器ギャグまみれで、電車で読むのはあらゆる意味で非常に危険なマンガであると警告しておきます(小田真琴/女子マンガ研究家)
■単行本を心待ちにしてました!「三文未来の家庭訪問」で描かれた、遺伝子改造で「産める男」が登場した近未来の世界を舞台にした変則ラブコメディ。「俺(作者)が考えたオリジナル性器」という知的で過激なまさかの反則技に(いい意味で)頭がクラクラします!(川原和子/マンガエッセイスト)

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第10位 (50ポイント)

『少女終末旅行』 つくみず

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『少女終末旅行』
つくみず 新潮社


荒廃した“終末の世界”を、現実主義者のチトと楽観的なユーリという2人の少女が、キャタピラ式オートバイ=ケッテンクラートで放浪する。
文明が崩壊してしまった世界をさまよう少女たちの姿に、不安や絶望よりも、なぜかあたたかさを感じた……という声も多かったようです。

オススメボイス!

■終末を迎えた荒廃した世界を2人の少女が旅をする終末日常マンガ。終末なのにどこかのんびりした2人のやりとりがおもしろい(麻野昌三/わんだ~らんどなんば店店長)
■終末も2人ならまた楽しい。少女2人とケッテンクラートと終末。終末なのにマイペースにゆったりまったりな2人の旅にこちらもほほ笑むことうけあいです(杉山陽一/COMIC ZIN秋葉原店 コミックバイヤー)
もう絵だけでも見ろ!と言いたいディストピアマンガ。なぜこんな、殺伐としてるのにあたたかい世界が作れるんだろう?(たまごまご/ライター)
■この世界観にはやられた。今後の少女たちの旅が楽しみ(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)

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第10位 (50ポイント)

『謎の彼女X』 植芝理一

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『謎の彼女X』
植芝理一 講談社


普通の高校生の椿明は、謎の転校生・卜部美琴の唾液をなめてしまったことから、彼女と付きあうことに……。
テレビアニメ化もはたし、なんと10年間も愛され続けた“正体不明”の恋愛マンガ、ついに完結しました!

オススメボイス!

■最終巻。このじれったい関係をじれったいまま最後まで引っ張り通す一貫した姿勢には、頭が下がります(境真良/国際大学GLOCOM客員研究員)
■『謎の彼女X』はこの作家の新境地。ありきたりにならないところが、謎のラブコメディだった(辻真先/アニメ脚本家.ミステリ作家)
■全12巻にて完結。10年間、卜部と椿のカップルを追いかけてきた身としては「もうあの『日課』が見られないのか」と感無量(廣澤吉泰/ミステリ漫画研究家)

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今回のアンケートに協力してくださった皆様方

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