1年365日、そのどれもが何かの記念日です。
そんな「きょうは何の日?」にちなんだマンガを紹介するコラムが「きょうのマンガ」コーナー。
毎日、その日が始まる午前0時ちょうどに更新されている「このマンガがすごい!」の人気コーナーです。この記事では、2014年に配信された「きょうのマンガ」から、この1週間の「きょうのマンガ」をまとめて紹介しちゃいます!
もちろん、毎日の「きょうはなんの日」は、今までどおり、日々更新していきますよー。
それでは、7月20日から7月26日までの「きょうのマンガ」をどうぞ!
7月20日~7月26日の「きょうのマンガ」
7月20日 ハンバーガーの日
『NANA』第2巻
矢沢あい 集英社 \390+税
7月20日はハンバーガーの日。この記念日は企業、すなわち日本マクドナルドが1996年に制定したものだそうです。
矢沢あいの『NANA』には、主人公の小松奈々(通称・ハチ)が、世界一おいしいと絶賛するハンバーガーが登場します。じつはこのハンバーガー、東京のとある場所で食べられるらしい!? 続きは記事で!
7月21日 神前結婚記念日
『神社のススメ』第1巻
田中ユキ 講談社 \500+税
この記念日が制定された1900(明治33)年は、日清戦争における勝利の快哉がさめやらぬ時期で、いわゆる大日本帝国が破竹の勢いで世界に名声をとどろかせていた時代。
神道の国として成り立つ日本を背負って立つという意味でも、「神前結婚式」の重要性が強くアピールされたことが、記念日の制定につながったよう。
田中ユキ『神社のススメ』では、神職の階級や日頃の業務内容といった「職業解説」とともに、神社の経営面が大きくクローズアップされています。神社にも“売上”ノルマがあるんですって!?
7月22日 壬申の乱・瀬田川の戦い。
『持統天皇物語 天上の虹』第22巻
里中満智子 講談社 \495+税
「壬申の乱・瀬田川の戦い」が勃発したのは西暦672年。
この日に紹介するマンガ『天上の虹』は、大海人皇子(天武天皇)の妻であり、のちに自らが持統天皇として国政をつかさどる讃良皇女(さららのひめみこ)を主人公とした歴史ロマン。綿密な文献研究にもとづく内容はもちろん、登場人物たちの心のうちが丹念に描写されている本作には、歴史好きならずとも引きこまれます。
7月23日 ドッグ・デイズ
『集英社文庫 白い戦士ヤマト』第1巻
高橋よしひろ 集英社 \619+税
「ドッグ・デイズ=犬の日」という、ちょっと耳なれない記念日にちなんだマンガをご紹介。
じつはこれ、生物としてのイヌとはまったくつながりのない日なのですが、それは読んでのお楽しみ。
この日は、犬が登場するマンガということで、『白い戦士ヤマト』をご紹介。秋田犬のヤマトが様々なライバルと戦い、闘犬界の頂点を目指す大長編マンガです。暑い夏に、熱い「犬」マンガを読むなんていかが?
7月24日
『劇場版 7月24日通りのクリスマス』
吉田修一(作)金子ありさ(脚)浦川まさる&佳弥(画) 講談社 \514+税
この日の「きょうのマンガ」は何かの記念日にちなんで……ではなく、作品のタイトルに「7月24日」が入っているマンガを紹介します。
吉田修一の『7月24日通り』のコミカライズで、2006年には実写映画化もされたラブコメディ。妄想好きなアラサーOL・サユリの夢見がちな妄想が笑えます。
7月25日 かき氷の日
『みかこさん』第1巻
今日マチ子 講談社 \876+税日本かき氷協会による語呂合わせ系記念日。
かき氷の別称である「夏氷」と「7(な)、2(つ)、5(ご・おり)」をかけたものです。いっけんなんの関係もなさそうなこのマンガをなぜご紹介したのかというと、ズバリかき氷が登場するエピソードがあるから。
夏の風物詩のこのアイテムがはたして本作においてどのように登場するのか、ぜひ単行本を読んでお確かめください。
7月26日 幽霊の日
『手塚治虫文庫全集 タイガーブックス』第4巻
手塚治虫 講談社 \930+税
夏と言えばお化け・幽霊……というわけで、マンガ界のレジェンドが短編で残した『四谷怪談』を収録している単行本をご紹介。
四谷怪談といえば、夫・伊右衛門に殺害され、幽霊となって伊右衛門に復讐を果たす「お岩さん」。恐ろしげに描かれがちなお岩ですが、さすがは手塚、本作のお岩はひと味違う!?
はたしてどんなお岩が絵描かれるのか気になった方は、ぜひ読んでみてください。